オバマ米政権の今後2年間の行方を決める中間選挙は4日(日本時間5日)開票され、与党・
民主党が惨敗した。米メディアによると、野党・共和党は焦点の上院(定数100)で現有
45議席を大きく上回る52議席を確実にし、ブッシュ共和党政権が大敗した2006年中間
選挙以来8年ぶりに過半数を奪回した。
共和党は上下両院で多数派となり、オバマ大統領に厳しい審判が下った。
下院でも共和党は第二次大戦後で最大となった1946年選挙の246議席に迫る勢い。
オバマ氏は、求心力低下によるレームダッック(死に体)化が避けられない情勢だ。
オバマ氏は5日午後(日本時間6日未明)、ホワイトハウスで記者会見し、7日には上下両院の
与野党指導部と会談の予定。
上院はアラスカ、コロラド、アイオワ、カンザス、ニューハンプシャー、ノースカロライナ、
ルイジアナ、ジョージアの「接戦8州」のうち5選挙区で共和党が激戦を制した。
最後に開票が行われたアラスカと、12月6日の決選投票に持ち越されたルイジアナも共和党が
優位とみられている。ケンタッキーでは共和党のマコネル上院院内総務が議席を守った。
CNNテレビ(日本時間6日午前1時現在)によると、下院(定数435)でも共和党は現有
233議席を上回る243議席をすでに確保。民主党(現有199議席)は175議席にとど
まっている。
全米50州のうち36州で実施された知事選では、共和党が現有勢力の22州から24州に拡大。
14州だった民主党は8州と伸び悩んだ。
接戦州などの共和党の陣営は、民主党候補と支持率が40%前半に低迷するオバマ氏の「近さ」を
印象づける戦術を取った。巨額の資金を投じて、オバマ氏と相手候補を批判するCMを放映。
最終盤では、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」やエボラ出血熱への対応の遅れを攻撃した。
民主党候補の多くは批判をかわすためオバマ氏と距離を置く姿勢を強調。オバマ氏を批判する候補もいた。
州ごとに選ばれた選挙人が大統領候補に投票する間接投票の仕組みを取る大統領選と違い、中間選挙は
直接投票で行われる。
→ http://www.sankei.com/world/news/141105/wor1411050023-n1.html
まぁアレです。「Change!」と有権者に訴え支持を受けましたが
何も変わらなかったですね。 かえって悪くなったのでは?
今では政策というか対策が後手後手に回りがちです。
そしてオバマ政権が米国の権威を失墜させた、政権前より社会が
悪化した、生活が苦しくなった有権者が保守化に傾いたのかもしれません。
シナのワシントン駐在ロビイストもがっかりしていることでしょう。
共和党即保守ではありませんが、少なくともシナを見る目は民主党よりも
かなり厳しくなるでしょうね。