日曜競馬 展望

競馬


土曜日京都最終レース。自信の本命タイキヴァンクール(3番人気)は全く
惜しくもない2着。浜中俊以外だったら、勝って3連単もモノに出来て6桁配当
に預かれたハズだったのですが ...。 あいつ、本当にヘタじゃないの?
てか、それを承知で1着固定にした私も、馬券がヘタですねぇ。
まぁ、押さえで3連複が取れて軍資金に加算できたのは慰めになりましたけど。





[ジャパンカップ(G1)]



昭和のオヤジの、昔話を少し。
1995年ジャパンカップを勝ったランド。ドイツ馬でした。当時日本に短期免許
でよく来ていたマイケル・ロバーツ騎手が、この馬は絶対に日本の堅い馬場に合うと
オーナーを説き伏せて連れてきました。結果、女傑ヒシアマゾンの猛追を尻目に
完勝劇。当時は欧州勢も蒼々たるメンバーが来日しましたが、ランドの成績はそれ
ほどでもありませんでしたね。
そして時を経ること10年、2005年のジャパンカップを制したのが英国馬の
アルカセット。鞍上は名手ランフランコ・デットーリ騎手。
確か2400mの持ち時計は2分30秒程度しかありませんでしたが、直線では
ハーツクライとの叩き合いになり、2:22.1というレコードで勝利。
その時計は、ホーリックスオグリキャップとの接戦を制して出した勝ち時計
2:22.2を上回る、まず破られることはないであろう世界レコードを更新
したものでした。 いずれのレースも、JRA公式 YouTube で見られます。
要するに、欧州勢の日本での馬場適性は、やってみなければ分からないという
ことですね。


競馬を予想する上で欠かせないのが、展開を読むことでしょう。今年のジャパン
カップ、逃げ馬がいません。巷ではドゥレッツァが行くのではないかという予想が
ありますが、ビュイック騎手は欧州の騎手ですので、パンサラッサのような逃げを
するハズもなくスローで流れて、一昨年のような団子状態での直線ヨーイ・ドンの
可能性が高いですね。
それならドウデュースが人気になるのは分かります。が、この馬、デビューから3
連勝で朝日杯FSを勝って以降、色々な理由はあるにせよ、連勝はありません。
天皇賞(秋)での末脚32.5は凄いのですが、2着はタスティエーラ、3着は
ホウオウビスケッツです。過信は禁物でしょう。リバティアイランドがコケた
レースでもあります。


本命には、前走の愛チャンピオンステークスを走る前から、ここからジャパンカップ
を目標に定めていた◎オーギュストロダン。連覇すれば種牡馬価値が上がること
必至のブリーダーズカップターフを見向きもしませんでした。
調教師は欧州屈指の1人とされる、エイダイ・オブライエン名伯楽。
持ち時計は、BCターフの2:24.3ですが、日本の計測方法に修正すると
2分23秒台では十分に走れる計算です。日本の馬場も望むところ。
日本の馬場に合うか否かは、香港と米国での芝レースが目安になります。
ディープインパクトというか、日本競馬界の中興の祖と評しても過言ではない
サンデーサイレンスの血を、欧州にも広めて欲しいですね。調教後の馬体重が
ディープインパクトとほぼ同じなのが意外でした。


相手は、ドウデュースは勿論ですが、天皇賞(秋)では前が壁・壁となった
ジャスティンパレスの方に魅力を感じます。54キロはやはり魅力でルメール
騎手のチェルヴィニア、昨年も健闘したスターズオンアース。
キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークスで、後の凱旋門賞
ブルーストッキング、ブリーダーズカップターフを制したレベルスロマンス
を寄せ付けなかったゴリアット。
前述ランドの可能性を十分に秘めるファンタスティックムーンまで十分に
馬券圏内と考えます。