恐らく軍事介入に踏み切るでしょう

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米議会 軍事介入への賛否錯綜 
上院のみの承認で攻撃の可能性も



米国のケリー国務、ヘーゲル国防両長官は3日(日本時間4日未明)、米上院外交委員会の公聴会
出席して、オバマ大統領がシリアへの限定的な軍事介入を決めた根拠について説明する。
下院でも4日、公聴会が行われる予定で、議会での論戦が本格化する。議会内は与党民主党、野党共和党
とも軍事介入を支持する意見から慎重論まで錯綜しており、先行きは不透明だ。
民主党が多数派を占める上院で承認さえすれば攻撃に踏み切る可能性も取り沙汰されている。



民主党ベテラン議員の多くは表現こそ微妙に違うが、限定的な軍事介入には基本的に賛成だ。
上院のリード院内総務はオバマ氏が決めた限定的な軍事介入について「理にかなった必然的な措置だ。
世界は米国のリーダーシップを注視している」とし、支持する声明を発表した。

 

オバマ氏の指南役であるレビン上院軍事委員長も声明で「議会承認を得る考えは賢明な判断。議会だけでなく、
アラブ諸国を含む各国の支持を得る努力が重要だ」と語る。

 

メネンデス上院外交委員長は、リード氏とこの問題をめぐって2日に協議したことを明らかにした上で、
米国の安全保障にとって「死活的」とし、限定的な軍事介入に賛意を表明した。



一方、下院で多数派を占める共和党には慎重論が目立つ。ただ、外交・安全保障に強い影響力を持つ重鎮の
マケイン上院議員が2日にオバマ氏と会談。マケイン氏は会談後、「大統領がすでに決断したと言っている
行動を議会が否決すれば破滅的な結末を招く」とし、「大統領とは協力の余地があることで一致した」と述べた。

 

これに対し、マケオン下院軍事委員長は「再び化学兵器を使えないほどアサド政権を弱体化させるという明確
な目標がなければならない」と軍事介入に条件を付けた。

 


昨年の米大統領選で共和党の副大統領候補だったルビオ上院議員も軍事介入について、「政治的なメッセージ
や米国のメンツのためではなく、米国の安全を保障するためでなければならない」と慎重姿勢だ。

 

共和党では国益重視の保守派や、国家の関与は最小限にすべきだとするリバタリアン自由至上主義者)が
軍事介入に基本的に慎重な立場を取る。草の根保守運動「ティーパーティー(茶会)」が支持する議員らも
同様で、壁は厚い。



大統領を支える立場の民主党内にも、リベラル派などを中心に軍事介入への慎重論が出ていることが複雑さを
浮き彫りにしている。マクガバン下院議員は「大統領の要請には修正の余地がある」と指摘。米軍の地上兵力
を派遣しないという確約や期間を限定することが必要だとしている。

 


こうした中、下院に先行して武力行使をめぐる採決が行われる可能性のある上院で可決すれば、オバマ氏は
軍事介入に踏み切るとの見方が出ている。1999年のコソボ空爆では、武力行使を上院が可決、下院は否決
したが、当時のクリントン政権空爆を行った。



→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/130904/mds13090400000000-n1.htm


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駆逐艦や空母艦載機からの空爆にとどまりそうですね。
地上軍の投入は難しいでしょう。
しかし、ことここに至っても“世界の警察官”“世界唯一の
スーパーパワー”の自覚と責任を持っていることは、称賛に
値しますね。世界はやはり米国次第なんですね。
ただアサド政権の軍事施設への空爆といっても、そこには
空爆を止めさせようとアサド派の市民が陣取っている可能性
があります。 人民の壁とでもいうのでしょうか。
彼らは単なるアサド派の市民であって、化学兵器には無関係です。
アサド派だからといって無垢の市民を巻き込んでは、世界の
世論は大局的な観点ではなく、情に流された無責任な方向に
向かいそうなのが怖いですね。