土曜競馬 展望

[時給三百円の死神] 藤まる著


 高校二年生の佐倉真司は、ある日、同級生の花森雪希から「死神」のアルバイトに誘われる。その仕事は、この世に未練を残して亡くなった「死者」の未練を晴らし、あの世へと見送ることだった。時給はわずか三百円だが、半年間勤め上げれば、どんな願いも一つだけ叶えてもらえるという特別な報酬がある。
 真司は雪希と共に、様々な事情を抱える死者たちと出会い、彼らの最後の願いに寄り添う中で、命の重さや生きることの意味を学んでいく。



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 新刊本。とは言っても、職場近くの書店で山積みになっていまして、2017年に発行して2026年4月には60刷まで売れていたので、「随分と売れてるな ...。」と、カバーと粗筋を見てどんなものかと思いましたが、何事も経験とばかりに読みました。映画化も予定されています。
 飲食と共に本も味付けが濃いものを好む私としては、最初は薄いコーヒーというか、薄い緑茶を飲まされているようで、中身に全く深味とコクを感じませんでしたが、200頁を過ぎた頃に主人公の一人・花森雪希の正体が明らかになって、物語が急展開してからがまずまずの出来でしたかね。最後は少し出来過ぎ、無理なハッピーエンド化の感もしましたけどね。
 漫画・ゲームにスマホに飽きて小説でも読んでみたい中高生には、お勧めの一冊でしょうか。
 片道1時間半の通退勤時間で読んで、3日もしないで読み終える分量もいいですね。因みに読んで後悔するのは、買ったお金以上に、読むのに費やした時間を無駄にした事が悔しいことなのです。
★★★☆☆




[テレQ杯(3勝クラス)]


 ここは流石に逃げ・先行馬が揃いましたが、テンのスピードなら◎コウセキが1枚も2枚も上手でしょう。夏の小倉開催も早いもので最終週で、馬場も傷んできてはいますが、時計は早いでしょう。コウセキは、2走前では冬の小倉開催の最終週でも好走があり、多少馬場が荒れても大丈夫でしょうか。ただ、この時はテンの3Fが32.5と飛ばし過ぎましたけどね。
 最終週だからでもないでしょうが、小倉好者も揃いました。紫川ステークス組が多いですね。
 相手は、内から
 3走前は3キロ貰ったにせよ時計も上々のトーラスシャイン
 ハミを咬み過ぎるようで距離を短縮して飛田愛斗・アイルシャインの追い込み
 今年は乗れている田山旺佑、小回り平坦が合っているエスペシャリー
 3走前が秀逸で小頭数も味方をするヒーローインチーフ
 紫川ステークス組最先着で3キロ増も問題なし3走前は1番人気のベイビーキッス


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 今更、何ですか!? って記事ですね。
 南関東競馬(大井・船橋・川崎・浦和)を知る人にとっては、何を今更言ってんのって感じでしょう。
 小久保智調教師の「コレ」は以前から問題視されていたじゃないですか。
 何たって、嘘のようで本当の話ですが、この小久保厩舎は今現在133頭もの馬を管理しているんですよ。昔っから100頭を超える管理馬がいる厩舎です。どの馬がどこで何をしているかなんて知らなくても当然でしょう。調教師の管理責任であると同時に、厩舎自体が麻痺・崩壊してるんじゃないですか?
 1人の調教師が管理できる頭数を超えていますよ、絶対に ...。今まで見過ごされてきたので小久保師も「何を今更?」ではないでしょうか。
 全くの余談ですが、小久保調教師の奥さんは、JRAで冠名「トーセン」でお馴染みの馬主・島川隆哉氏の娘さんですね。

日曜競馬 展望


 今日は小田急線沿いにある菩提寺にて盂蘭盆会。こう見えても実は信心深い私としては、春秋のお彼岸法要と共に皆勤賞です。やはりご先祖様は大切にしなきゃいけませんね。周囲の墓石を見ても、仏花が添えられているお墓とそうではないお墓では、ある意味では対照的ですね。仏花が供えられていないお墓は寂しいものです。ご先祖様には、そんな寂しい想いをさせるわけにはいきません。
 帰路、新宿に降りて紀伊國屋書店新宿本店に。夏といえば「新潮文庫の100冊」コーナーを見ると、毎年のことながら、夏なんだなという気分になります。



[七夕賞(G3)]


 サマー2000シリーズ第2戦・七夕賞。
 先般の函館記念・小林美駒騎手の騎乗ぶりに、藤原英昭調教師が異議申し立てをしましたが、却下されました。確かにファンなら誰が見ても降着になってもおかしくない斜行シーンでした。藤原調教師が怒るワケは確かに小林騎手の騎乗ぶりもありましたが、サマー2000シリーズでチャンピオンに輝くと報奨金4千万円が与えられます。で、そのサマー2000シリーズですが、函館記念・七夕賞・小倉記念・札幌記念・新潟記念になります。チャンピオンの権利は、この5レースの中で1勝は必須条件です。見て頂くとお分かりになると思いますが、前半の3戦がハンデ戦、札幌記念は定量戦で新潟記念は伝統のハンデ重賞から今はグレード別定重量です。札幌記念はスーパーG2でG1クラスの馬が出走して、新潟記念も別定戦になってからは格段に出走馬の質が上がりました。後半の2レースは強い馬に勝って下さいというレースですね。
 ケンフレッドアスクのような馬は、このサマー2000シリーズのどこかで優勝するには、前半の3戦での優勝が必須になるわけですね。七夕賞は中1週になるので事実上参戦は無理です。それもあるから、藤原調教師は異議申し立てまでしたと思われます。


 七夕賞。1979年~2004年にかけて1番人気馬が26連敗したという穴党にとっては垂涎の的とも言うべき歴史を誇る伝統のハンデ重賞ですね。もう、62回目を数えます。過去10年を振り返っても1番人気馬は8連敗中ですね。
 昔の七夕賞は、レース名に七夕とうっておきながら、開催最終日に施行されていたんですね。ですから馬場も適度に荒れて外差しが届いたものですが、現状は前倒しでの開催。土曜日の福島競馬7レースで芝2000mのレースが行われましたが、1:58.3というやや早い時計での決着。良馬場なら七夕賞は1分57秒前半くらいでしょうかね。
 ただし、土曜日の夕方から明日にかけて降雨が予報されているので、馬場には注意が必要です。
 クリスマスパレードかバトルボーンが引っ張る流れは、平均的に早いペースでしょうか。枠の並びからしてブリンカーを外したクリスマスパレードがやはり行きそうですね。
 本命には、ちょっと外枠を引きましたが横山典弘騎手の◎ヤマニンブークリエに期待します。2勝馬に過ぎませんが、横山典弘騎乗のセントライト記念では、あのミュージアムマイルの僅差2着があります。あのような競馬が出来れば、ハンデも手頃の56キロ、新潟大賞典組というのも好印象ですね。
 相手は手広くなりますが、過去10年で馬券に絡んだ馬ですが、58キロ組は分母数が分からないのですが分子は1頭のみです。58キロは今では別定重量なのですが、やはり軽ハンデ馬に足元をすくわれるのでしょう。なので、1番人気最有力候補のカラマティアノスは軽視。共同通信杯でマスカレードボールの2着は知っていますが、未勝利戦・特別戦・中山金杯・中山記念と好走は秋から冬場。初めて背負った58キロの前走は結果が出ませんでした。津村騎手が乗るなら話は別ですが、調教にも騎乗していない岩田康誠騎手のテン乗りで、Bコース替りの直線イン突きはどうでるのか?馬場が渋れば猶更でしょう。来たら潔く諦めます。
 

 内枠から
 中山金杯・中山記念・福島民報杯の内容がいいマイネルモーント
 逃げるクリスマスパレード
 昨年のラジオNIKKEI賞で結果を残したセンツブラッド
 2走前の迎春ステークスの時計がAJCCと遜色なかったアスクナイスショー
 ブリンカーが効けば、俺だって中山金杯を勝っているぞリカンカブール
 先行するバトルボーン
 鉄砲名人でチャレンジカップを勝っているオールナット
 福島3戦3勝で前走のリステッドから、もうひと押しがあればサヴォーナ

土曜競馬 展望

『八つ墓村』横溝正史著


 鳥取と岡山の県境の村、かつて戦国の頃、三千両を携えた八人の武士がこの村に落ちのびた。欲に目が眩んだ村人たちは八人を惨殺。以来この村は八つ墓村と呼ばれ、怪異があいついだ……。




 子供の頃、横溝正史作品が続々と映画化されて、テレビCMでよく宣伝してましたね。この「八つ墓村」を筆頭に「獄門島」とか「悪魔が来りて笛を吹く」、「犬神家の一族」とかです。いわゆる名探偵・金田一耕助シリーズです。この9月にも更にリメイク映画化するようで、書店にはこの本が山積みされていました。ふと、昭和のホラーミステリーを飾った横溝正史さんの代表作を読んでみようかな、と思って手に取りました。文庫本は昭和46年4月に初版発行された作品ですね。個人的にホラーミステリーは嫌いではないので、「私を恐怖のドン底に落としておくれ!」との思いで読み切りましたが ...。
 これが名探偵・金田一耕助シリーズの1巻目というからでしょうか、名探偵と言うからには、閉鎖的な山村におけるドロドロした無差別連続殺人事件を、シャーロック・ホームズ作品のようなスカッとした推理と解決劇が楽しめるかと思いきや、大した活躍もなくボチボチ出てくる程度で、最後の最後に謎解きをする程度です。ちょっと期待外れだったかなぁ、って感じ。
 著者の性格からでしょうか、文体がとても優しいので、確かに封鎖的な村で起きた無差別連続殺人事件がテーマなのですが、怖さは全く伝わってきませんでした。鈴木光司さんの「リング」「らせん」における「貞子」のインパクトを知っているだけに、物足りませんかね。
 この作品はホラーミステリーというより、戦後すぐの田舎ならどこにでもあった閉鎖的な村で起きたサスペンスという感じでしたね。
★★★☆☆


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[釜山ステークス(3勝クラス)]


 ここは、昇級初戦でも◎ハヤテノツバサでいいでしょう。2走前の小倉ダート千での勝ち方は圧巻ですね。前走の2勝クラス昇級初戦のレースも良かったです。強いて心配事を挙げればベテランの幸騎手でしょうか。ダート短距離戦はベテランより気力・体力のある若手騎手が向いていると思いますから。厩舎コメントでは二の脚が遅いとありますが、スピードに乗りさせすれば、3勝クラスでも通用すると考えます。アメリカンビキニとペイシャヴァルツーの作る激流を、外から眺めながらの先行策でしょうか。
 相手は、ヴェロクオーレとアメリカンビキニ。押さえてスノーサイレンス、クーデール、メイショウキルギスにベルギューンまででしょうか。

日曜競馬 展望


[北九州記念(G3)]


 昔ながらの競馬の金言も、時を経てだんだん時世に合わなくなってきているものもあります。
 ハンデ戦は重い方から、というのもその一つかもしれません。
 北九州記念は、馬場が大きく左右しそうですね。明日は土砂降りということではありませんが、シトシトと降り続く予報ですね。
 土曜日小倉の最終レースは、稍重で1:08.9と時計がかかる馬場になってきています。
 過去8年のうち6回、3歳牝馬が馬券に絡んでいます。ただでさえ牝馬は2キロ減で3歳は更に2キロを貰うのが通常です。そこでただ1頭の3歳牝馬である◎デアヴェローチェに食指が動きますね。しかも前走では世代限定とはいえ、葵ステークス(G3)を勝っています。53キロのハンデなら決して重くはないでしょう。馬場が渋れば軽いハンデは大いに味方になるでしょう。


 相手は、内枠の方から
 条件馬ですが小倉は得意で50キロと裸同然のジェニファー
 前走の怪時計で1キロ減ならアンクルクロス
 道悪を得意とするオタルエバー
 剛腕・酒井学騎手で敢然と逃げる軽量アメリカンビキニ
 前走でオープン勝ち、そこから1キロ増でも別定重量から1キロ減のサウンドモリアーナ
 57.5でも大外強襲が決まればヤマニンアルリフラ 
 このハンデで内を見ながら自在に動けるイツモニコニコ
 ヨシノイースターは重馬場が苦手、フリッカージャブはスピード馬だけに力を要する馬場がどうかですね。

土曜競馬 展望

『透明な少女が死んだ』櫻井千姫著


 「この街であの子が消えても、誰も知らない」
 社会の片隅、ひとりぼっちで死んだ少女。
 「誰」が彼女を殺したのか……。

 戸籍のない少女の「生」の軌跡を、女性ジャーナリストが追う!
 ――衝撃の結末まで、目を背けるな。

 ある夏の日、ひとりの少女が死んだ。
 山奥に遺棄され死後二週間が経過した遺体は、無戸籍児であったがゆえに身元判明まで長い時間がかかった。
 社会の片隅に消えた透明な少女は、何を思い最後の日々を過ごしたのか。
 ジャーナリストの磯野みちるは独自取材の末に残酷な真相へと辿り着くが……。
 堕ちた少女の切なる「祈り」が胸をえぐる、恐るべき真実をはらんだ問題作!



 久しぶりの新刊本です。
 山奥で少女と見られる遺体が見つかり、子ども食堂でボランティアをしているジャーナリストのみちると、元刑事で探偵の片倉の元に、中学2年の娘が行方不明との捜索依頼があり、2人はこの真相を追っていく。
 お嬢様学校に通い母親による異常なまでの束縛に従い友達もいない中学生・沙霧と、家出して中学生で子供を産んだ救いようのなく自ら社会のドン底に落ちていくことを運命と諦める母親と暮らす無戸籍のカスミとの出会いが、最悪の方向に二人の運命を大きく変えていきます。この2人が出会ってしまった事で、結果的に2人とも取り返しのつかない事になりました。方や親バカを極めた偏った愛情の束縛で日々の生活に疑問を持ちながら生きてきた沙霧、戸籍すらないことで社会的には透明人間に近いカスミ、この二人の過ごす時間はかけがえのないものになっていきます。
  自らの落ち度を、そうは絶対に考えない身勝手極まる2人の母親に振り回される2人の少女の物語です。内容的には、かなり重く暗い内容ですが、児童相談所と治安と法に従い執行する警察が機能しないとこうなってしまうという物語。現在も新宿歌舞伎町の「トー横」には、このような少女たちが現実として存在することは、十分に考えられることですね。



[TVh杯(3勝クラス)]


 先週の函館記念の裁決に、余程腹が据えかねた藤原英昭調教師が、日本中央競馬会競馬施行規程に基づく不服申し立てをしました。不服申立ては、近日中に裁定委員会において審理されることとなります。馬券の払い戻しに関係なく、この審理は注目を浴びるでしょう。ネットでもこれでは走行妨害はヤリ得じゃないかという厳しい意見が多勢を占めています。藤原英昭調教師のみならず、競馬ファンが納得のいく結論が出るのでしょうか?


 福島メインは、誰がどう考えても1強ムードですね。強い馬が強い競馬をした時こそ、穴馬の台頭が期待できます。
 なので、函館メインを見ていきましょう。
 短距離千二・3勝クラスなのに前々で競馬をする馬が少ないですね。というか、後ろから差してくる馬が揃いました。そしてハンデキャップホースも目立ちます。このTVh杯は、過去10年で開催時期もバラバラで、定量・別定戦にハンデ戦と条件まで年によって違います。今年は定量戦ですね。強い馬が勝ってくれというレースでしょうか。
 馬場の発表は良馬場ですが、含水率は稍重程度です。しかし、今の函館はこの程度ならスピード競馬でしょう。スタートが早く、持ち時計も断然の函館出身・丹内騎手の◎サウスバンクに期待します。洋芝は初めてですが大丈夫でしょう。前走のような競馬が出来れば、突っついてくる馬もそう見当たりませんので逃げ切り濃厚と見ます。
 相手は、4枠に入った3歳馬のサンビスタの仔アンジュプロミスとマーブルパレスが本線ですね。
 その他では、
 テンのスピードなら互角でドゥアムールの先行力
 セントウルステークスでは4番人気に押されたエコロジーク
 函館得意で昨年のHTB賞だけ走ればエヴァンスィート
 前走は終始チグハグで競馬にならなかったメルトユアハート
 もう1頭は、当日のオッズ次第でしょう。

JRAに物申す

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 函館記念は実に後味の悪い結果になってしまいました。馬たちがゴール入線後に久しぶりに見ました「審議」のランプ。横からでは分かり難いのですが、正面から見ると「こりゃ酷い!」というものでした。
 そうです、結果的には勝った1位入線ファウストラーゼンに騎乗した小林美駒騎手の馬の御し方は、プロフェッショナルの騎手のソレではありません。審議は実に20分くらいに及んだでしょうか。絶対に降着処分があったと思いましたね。よく言われるのが、審議が10分以上続くと上位入線馬に降着処分が下るというものです。
 あのパトロールビデオを見せられた、2着ケンフレッドアスクを管理する藤原英昭調教師は激怒したのでしょう。藤原英昭師の性格からして、大声で「なんやねん!これで降着にならんかったら、どうしたら降着になるんや!」と、JRAの裁決委員に相当な勢いで、かつ粘り強く迫ったのではないでしょうか。
 まず、小林美駒の直線での騎乗ぶり。ファウストラーゼンが外に外に寄って行ったところに右鞭の連打です。普通は左鞭を入れて馬の走行を矯正するところなのですが、それでも右鞭を連打します。そして馬は更に外に膨らみます。恐らく最初は必死に追っていたので、ケンフレッドアスクが近づいたことに気が付かなかったのかもしれません。しかし、ケンフレッドアスクにブツけた後も、必死に右鞭の連打。そしてゴール後のガッツポーズはどうなのよ ...。
 現行の降着ルールは、もし被害馬が不利を受けなかったら加害馬より先着していると認められる場合です。ケンフレッドアスクの勢いからすれば、多くの人は1位入線があったと思われたのではないでしょうか。直線ゴール前は馬がスピードに乗っている時ですので、小林美駒騎手の騎乗は、一歩間違えたら北村友一騎手の落馬事故を引き起こしかねない事象です。
 あれが降着にならなかったら、どういう騎乗をしたら降着になるのでしょうか?
 あれで騎乗停止9日間(開催4日間)で済むのでしょうか?
 勝利ジョッキーインタビューに答える小林美駒騎手の表情は、勝った喜びというより裁決ルームで見せられた自らの騎乗ぶりと、激怒した藤原英昭師の怒号に恐れおののいた表情でしたね。マリアナ海溝より深い反省を促したいところです。


 函館記念の◎ジュタはブービー、まぁ勝ちに行く競馬をしたのですから、前にいたケイアイセナが僅差4着に粘ったのですから、馬の調子が良くなかったのでしょう。
 ラジオNIKKEI賞は、◎リッツパーティーの単勝は外しましたが3連複でのプラス収支。2キロ重い馬2頭に先着を許したのですから、文句は言えません。勝ったサノノグレーターは、葉牡丹賞で良績を残した馬のその後がイマイチなので、本命には推せませんでしたが、いや福島千八で大外をブン回しての差し切りは見事でしたね。復帰した田辺騎手(福島県出身)には、嬉しい重賞勝利でした。


 と、中央競馬の馬券成績が消化不良でしたので、先週に続き二次会と称して地方競馬へ。地元である船橋競馬が開催されていましたので、余程行こうかと思いましたが、天気が天気なので止めました。しかし、高知競馬との相性は良いですね。船橋・高知と10レースを立て続けに外しましたけど、不思議と焦燥感はありませんでした。どこかで逆転するという、何の根拠もない予感ですね。11回目で6桁配当、12回目でも万馬券で、かなり危ない橋を渡りましたが、結果オーライでしょうか。
 地方競馬の良いところは、出走頭数が少ない(大井競馬を除く)ことですね。中央のように16~18頭立ての競馬は予想するのも大変です。その点、地方競馬は頭数も手頃で、かつ騎手も多くはなく、腕前・性格・騎乗スタイルが頭に入っているので、当たるか否かは別にして、手を出しやすい面はあります。



日曜競馬 展望


[ラジオNIKKEI賞(G3)]


 昭和のオヤジの愚痴になりますが、何でこの時期の3歳馬によるハンデ重賞を組むのかね?毎年同じことを書いているかもしれませんが ...。昔はラジオたんぱ杯というレース名で、別名「残念ダービー」と言われていました。ダービーに出走したものの力及ばずの馬、ダービー出走が叶わなかった馬たちを集めた重賞でしたよね。それはそれで秋に繋げるというい意味においても、意義のあるレースでした。
 週中、サンスポ競馬欄を眺めていた時は1番人気になるとは思いませんでしたが、この3走の内容とハンデを加味して◎リッツパーティーですね。3走とも府中の千八・二千で事実上の左回りの直線が長い競馬場でのものです。競馬センスが良く、スッと好位に付けられることから右回り・小回りも心配はしていませんね。
 相手は、ジーネキング、ディールメーカー、キンググローリー、コロナドブリッジ、ローベンクランツ、サノノグレーターにバドリナートあたりでしょうか。過去10年57キロを背負う馬が1頭も来てないのは偶然でしょうか?
 単勝で5倍付くなら、単勝もお買い得かもしれません。



[函館記念(G3)]


 開催時期が函館6週の中で5週目に行われていましたが、昨年から2週前倒しになり3週目に施行されるようになりました。そのせいか、昨年には昭和の時代から破られなかった名馬サッカーボーイの函館芝二千のレコードが、この函館記念で破られました。時計が早くなったんですね。でも、交換として5週目に繰り下がった函館記念の前哨戦の位置付けだった、巴賞の意味は何なんでしょうか。
 ここは◎ジュタに期待します。新馬戦を勝ち、ホープフルステークスではクロワデュノールの4着、出世レースである若駒ステークスを勝ち皐月賞に駒を進めた素質馬ですね。前走のエプソムカップは、17頭立て1番枠で出遅れては成す術もありません。主戦の坂井瑠星騎手は常に勝ちに行く競馬をしますので、ダメだったとしても仕方ありません。矢作芳人厩舎の馬で主戦に手が戻り、ハンデも手頃ですので狙う価値はあります。
 馬券は3連系は一切無視して、単勝・複勝で攻めてみたいですね。

土曜競馬 展望

『昭和侠盗伝(天切り松闇がたり)』浅田次郎著


 ご存知目細の安吉一家が昭和東京を駆け抜ける
 今宵、天切り松が語りまするは、昭和初期の帝都東京、近づく戦争のきな臭さの中でモボ(モダンボーイ)・モガ(モダンガール)が闊歩する時代。巨悪に挑む青年期の松蔵と目細の安吉一家の活躍を描く傑作シリーズ第四巻。



 ピカレスク・悪漢小説である「天切り松闇がたり」シリーズの中では異色とも言える作品ではないでしょうか。時は大正ロマンの時代から軍国主義が蔓延る昭和初期の時代へと突入します。
 特に「日輪の死客」「惜別の譜」は重い作品ですねぇ。
 ある意味では、日本の運命を変えた事件である「相沢事件」を扱った話です。
 1935年8月12日、相沢三郎陸軍歩兵中佐が、陸軍省軍務局長永田鉄山少将を陸軍省において白昼斬殺した事件です。陸軍内における皇道派と統制派の内紛の末に起こった事件であり、翌年2月の二・二六事件に繋がった出来事の一つです。
 永田少将は陸軍幼年学校・士官学校を首席、陸軍大学も恩賜の軍刀で卒業した秀才中の秀才で、かつ陸軍には珍しく冷静に世界情勢を見て、冷静かつ冷徹に判断ができる慧眼まみえた人物です。永田少将に比べれば東条英機・石原莞爾なんぞの小物などとは比べるべくもありません。この人物が後に陸軍大臣、総理大臣に天命下れば、第二次世界大戦に日本の参戦はなかったと言われるほどですね。
 相沢中佐は銃殺刑になりましたが、それは自業自得で本望でもありましょう。問題は残された妻であり子供たちなのですが ...。


 「王妃のワルツ」も悲しい物語ですね。実話を元にした一節です。
 愛新覚羅溥傑と嵯峨侯爵家の第一子である嵯峨浩との物語です。
 清王朝の末裔である溥傑と、満州国に展開する関東軍と陸軍省の策謀・陰謀による政略結婚を扱ったストーリー。
 嵯峨浩は、後に記した自伝のタイトルから「流転の王妃」と言われることになります。
 気になった方は、ググッてウィキペディアでも調べてみてください。


 「昭和侠盗伝」も軽くはないお話です。爆弾三勇士に纏わる話です。爆弾三勇士とは、1932年の上海事変で、敵陣の鉄条網を破壊するために点火した爆薬(破壊筒)を抱えて突入し、自爆した日本陸軍の3名の工兵(江下武二、北川丞、作江伊之助)のことです。彼らの行為は「軍国美談」として大々的に報道され、大きな熱狂と称賛を浴びました。
 その3人の銅像が建てられて、その除幕式には3人の母親を郷から呼び寄せて軍国の母でございますと、幕落としの紐を引かせたという信じ難いお話ですね。
 腹を痛めて生んだ子が、爆弾を抱えて敵陣に突っ込む姿の銅像ですよ、まともな母親なら眼をそむけたくなる像に違いありません。軍国主義の時代が如何に狂気に満ちた世の中だったかが分かります。
 でも、これが唯一ピカレスク的な顛末でしたね。


 浅田次郎さんの小説は、例えるなら経験豊富なバリスタが淹れる、深みとコクに苦味が絶妙なコーヒーのようで、凡そチェーン店で出されるコーヒーとは全く別物のようなものでしょうか。



[青函ステークス(OP)]


 いよいよ夏競馬も本格的に開幕を迎えますね。夏の福島が始まり、3場開催とも当分の間、右回り・左回り・直線の長短・内回り外回りを気にせずに、ひたすら右回りの小回りコースを考えればいいわけですね。
 函館も雨で現時点では芝・ダートとも稍重発表。函館も3週目であり、洋芝は水捌けが余りよろしくないので、深夜まで降る雨の影響は明日も残りそうです。
 ここは人気にもなりますが、53キロで函館新馬戦をレコードで制した◎ブラックチャリスに期待でしょうか。キタサンブラック産駒、洋芝の馬場が渋っても大丈夫と見ます。
 人気サイドから入りますので、折角のハンデ戦で馬場も微妙なら、穴馬も拾っていきたいですね。
 相手は内の枠から
 ここ3走の内2走は不利もありながら着順ほど負けていないジョーメッドヴィン
 出遅れなければ脚質自在なティニア
 洋芝得意で前々の競馬で粘ればクファシルとマイネルレノン
 差し脚がハマれば昨夏UHB賞だけ走ればサウザンサニー
 逃げ粘れるか、今後は当分騎乗停止の岩田望来アメリカンステージ
 重馬場は望むところかロードフォアエース

人馬とも無事で何よりです

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阪神 1R
裁決レポート
【裁決パトロールあり】
 発走後まもなく3番ゴールドアーチが内側に斜行したため、2番ファイナルコマンドが同馬に触れて転倒し、競走を中止しました。また、5番ミヤノラングリーは、先に転倒した2番に触れてつまずき騎手が落馬したため、競走を中止しました。(その他10番に被害あり)
 この件について、3番ゴールドアーチの騎手岩田望来は2026年5月16日(土)に不注意騎乗による騎乗停止処分を受けており、短期間に同様の不注意騎乗を繰り返し行ったことを考慮し、同騎手を2026年7月4日(土)から2026年7月19日(日)まで16日間(開催日6日間を含む)の騎乗停止としました。


 現時点における岩田望来騎手の制裁点数は47点で、JRAでは断トツの成績。
 しかし、親子で荒い騎乗はいただけません。
 騎手は450~500キロの馬の上で、両足の爪先を鐙に乗せて両手で手綱を持って、厳しい姿勢でバランスを取りながら騎乗します。そんな事は岩田騎手自らよく存じ上げているハズなのですがね。JRA実行6日間は甘過ぎるのではないでしょうか。落馬事故はそのまま人馬の生命に関わることも、騎手なら知り尽くしているのにね。
 因みにダミアン・レーン騎手は、制裁点数が所定の30点を超過したため、JRA外国騎手の免許交付基準により1年間の免許交付停止処分を受けました。該当の処分期間中は、秋のG1シーズンを含めJRAでの短期免許取得および騎乗は不可となってしまいました。レーンの場合は、鞭の回数にも問題があるようです。
 騎手は、およそスポーツ選手の中では、一番フェアなプレーをしなければならない職業です。両者ともこれを機に猛省して帰ってきてください。


 しかし、府中牝馬ステークス ...、そんな結果ですか?って感じ。
 ルメール騎手の1番人気ヴァルキリーバースは、気付いた人も多かったと思いますが、パドックでは良く見えたのですが、その数分後、返し馬では馬体が汗まみれでしたね。その数分間で異様に興奮したのでしょうか?レース前で既に力尽きたのか、見所もなく馬群に沈んでしまいました。
 しかし、それはそれ。中央競馬が終わっても地方競馬ナイター開催があります。リベンジするチャンスが与えられます。まぁ高知と佐賀ですけどね。上手く取り返せる日もあれば、傷口を広げる結果にもなるので最近は控えていたのですが、今日はやってみました。5レースだけですね。高知で良い配当を得ましたので本日の競馬はそこまでで終了。競馬で勝つコツはただ一つだけです。そう、勝ち逃げ、それだけです。
 余談ですが、このレースの2・3着は相当際どかったのですが、良いのか悪いのか分かりませんが、高知競馬は滅多に写真判定にはしませんよね。レース直後にファンに公開されるシャッターカメラだけで判断しているのでしょうか?JRAだったら絶対に写真判定ものでしたけどね。
 ついでに書いてしまいますが、高知競馬を見習って欲しいのがゲート上の電光掲示板化です。高知以外の地方と中央では競走除外馬が出た後、人力でゲート板を直しますが、電光掲示板ならその手間も省けるのですけどね、どうなんでしょう。



日曜競馬 展望

『憑神』浅田次郎著


 時は幕末、処は江戸。貧乏旗本の次男の身ながら、その才を見込まれて大身の入婿となった彦四郎。だが、跡継ぎを授かったとたん離縁され、実家に出戻るはめに。ある夜、酔いにまかせて小さな祠に神頼みをしてみると、なんと神様があらわれた。だが、この神様、神は神でも、貧乏神!
 果たして、貧乏侍vs.貧乏神の行方は……!? とことんツイてない男が最後に選んだ真実の生きる道とは――。
 抱腹絶倒にして、やがては感涙必至。最近ツイてない、ツキが欲しいと思っている人、必読。



 何でそんなに小説を読む暇があるのかね?と言われそうですが、それは職場が移転したのも影響でしょう。お陰でこれまでより30分の早起きで出勤、ということは電車に乗る時間も片道30分、往復1時間伸びたワケでありまして、車中こそ読書に打って付けの場所なんですね。
 再読です。時は幕末。文武に秀でながらも運が悪く、婿入り先から追い出されてしまった御家人・別所彦四郎。ある夜、酔った勢いで向島の三囲神社(みめぐりじんじゃ)の分社かと思い、同じ読み名の「三巡神社」という小さな祠に手を合わせると、霊験あらたかな出世稲荷と考えた刹那、何と神は神でも貧乏神・厄病神・死神に取り憑かれることになりました。文武両道・士道に真っ直ぐな主人公が降りかかる災いに、どう向き合うかがポイントです。コミカルな展開ながらも、ラストは文明開化間近の幕末らしいしっかりとした仕上げになっています。
 しかし浅田次郎さんの文才には、ほとほと感心するばかりです。江戸を舞台に、中国を舞台に、明治・大正を舞台に、戦前戦後を舞台に、そして現在を舞台にした小説を、あたかも自らが実際にその時代で見聞きしたような、細部に行きわたる背景・時代考証までを、よくここまで描けられるものです。本を読みながらも、自分までその時代に生きているような錯覚すら覚えてしまいます。他の小説家には真似の出来ない芸当ですね。




[府中牝馬ステークス(G3)]


>土曜日の府中と仁川は、力関係がハッキリしたオープン特別と思えます。
>有力馬とそれ以外の馬の力差があるのではないでしょうか。
 全く笑っちゃいますよね、何なのこの予想というか結果は?阪神ダート千四は川田将雅?全く、何やってんだよと一人で猛省というか恨むというか ...。
 この時期、春から夏への季節の変わり目です。昨年来から、この冬から走ってきた馬にとっては、見えない疲れが残って出ている頃なのかもしれません。
 府中と仁川、東西メインをやらなかったら、取れていたら ...。トータルでチャラですね。そうそう上手くいかないものです。


 東京の芝は渋った馬場で不良か重発表でしょうが、如何せん水捌けのよい馬場です。渋っていても時計はそう落ちないのではないでしょうか。
 しかし、10月に開催されてエリザベス女王杯の前哨戦だった、伝統と格式を誇るこの牝馬限定重賞を、何でこの時期のハンデ戦にしたのでしょうか?
 JRAはファンの心境を無視しているのでしょう。レース名で季節を感じるのが競馬ファンというもの。G3ハンデ戦ならマーメイドステークスでいいではないか!?近年増え続けている、平気で伝統のあるレースを時期と内容を変えて開催することは、許し難い暴挙ですね。
 強い4歳世代が10頭も出てきました。マーメイドステークス(ハンデ戦時)では考えられなかったメンバーが揃ったのではないでしょうか。
 とはいえ、この相手なら55.5キロ、別定重量から▲0.5キロとも見えるルメール騎手の◎ヴァルキリーバース。これまでの戦歴からすれば、陣営が言うように、ここは単なる通過点でしょう。以前は、長期休養明けで大幅に馬体重が増えて激走をすると、「2走ボケ」なんてものがありましたが、近年の調教技術の著しい進化により、それも少なくなりましたね。競馬歴が浅い人なんて「2走ボケ」という言葉すら知らない人も多いのではないでしょうか。


 相手には、56キロでもヴィクトリアマイルだけ走ればニシノティアモでしょうが、G1でメイチの仕上げをして走らせた、そのお釣りで出てきたので過信は禁物でしょう。
 内枠の方から、
 50キロで自慢の末脚に更に磨きがかかればマカナ
 サウスポーで荻野極のエストゥペンダ
 恐らく単騎で行ける絶好調で牝馬同士ならテリオスララ
 叩き3走目でエリザベス女王杯では2番人気にも押されたホールネス
 ローズステークスのような競馬が出来ればテレサ
 阪神牝馬ステークスでは、エンブロダリーとカムニャックに迫ったルージュソリテール