森泰斗騎手、お疲れさまでした。
所属していた足利競馬、宇都宮競馬が廃止となり、一時は騎手を止めて
厩務員の経験もある森泰斗騎手。
地方競馬のドン底から、今の地方競馬の興隆を経験した人でした。
最後まで全国リーディングのままステッキを置きます。
胴緑青ダイヤモンド・青袖の勝負服が見られなくなるのは、悲しいですが
騎手を止めて、次は何をしようとしているのでしょうか?
最終騎乗を終えて、検量室に向かう森泰斗騎手
[ステイヤーズステークス(G2)]
私が直に見た限りの記憶ですが、JRA重賞での大差勝ちを見たのは、それ
までハンデ戦だったステイヤーズステークスが、別定になった1997年の
このレースでしたね。勝ったのは、その年のクラシックを人気になりながらも
惜敗が続いたメジロブライト。大好きだった馬だけに、別定55キロも有利
で、雨降る土曜日の中山競馬場まで足を運びました。ブッチ切りでここを勝
ち、これで吹っ切れたのか、アメリカジョッキークラブカップ、阪神大賞典
と重賞3連勝で臨んだ天皇賞(春)を制しました。因みにステイヤーズステ
ークスから鞍上が松永幹夫から河内洋に変わっていましたね。
同期には、4年連続でG1を勝った名牝メジロドーベル。共にメジロライアン
産駒でした。
あぁ、そうだ。翌年のサイレンススズカの金鯱賞も、ブッチ切りでしたね。
暮れと言っても暦の上ではまだ11月ですが、暮れの中山名物レースですね。
条件馬も含めて難しいメンバー構成ですが、ここは京都大賞典を勝ち切った
◎シュヴァリエローズを推したいところです。中山には良績はありませんが、
ホープフルステークスではダノンザキッドの差のない5着がありますので、
そこは問題ないにしろ、過去10年で58キロ以上を背負った馬は、馬券圏内
には1頭も来ませんでしたので、そこは心配です。最大のライバルとなる
アイアンバローズが順調さを欠き、ミクソロジーも本調子には程遠ければ、
この馬が主役に躍り出ても不思議ではありません。鞍上とも手が合います。
相手には上記2頭、そして現時点では少し人気先行もゴールデンスナップ、
シュヴァリエローズから買うならメイショウブレゲです。
それ以外となると、目黒記念だけ走ればダンディズム、前々で渋とく粘れば
フルール、昨年7着も最低人気でAJCCを僅差6着の実績があるシルブロン
まで押さえます。