傲慢と善良

競馬


『傲慢と善良』 辻村深月


婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、
彼女の「過去」と向き合うことになるー。彼女は、なぜ姿を消したのか。
浮かび上がる現代社会の生きづらさの根源。圧倒的な支持を集めた恋愛
ミステリの傑作が、遂に文庫化。


紀伊国屋書店で積まれて、映画の予告編も放送されていて、何気なく手に
した本でした。恋愛ミステリーの傑作なんだそうで。
が、ミステリーだと思ったら、単なる恋愛小説、婚活小説でした ...。
自分の身勝手な相応しさを基準に相手を点数化する「傲慢」さ、自分と
いうものを持たずに、人の言いなりになることを良しとする「善良」さ。
何かなぁ、無駄にページ数が多過ぎるような気もします。
主人公の一人「真実」が、ストーカーから逃れるために失踪した際には
それなりに期待したミステリーでしたが。
しかも、その失踪先とそこでの行動というのが何とも ...。
世の中って、こんなもんじゃね?ということをダラダラと書いているよ
うな気がします。余り、お勧めには出来ませんね。

★★☆☆☆





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