気象庁は15日、全国で甚大な被害をもたらした台風19号の名称を定める方針を
決めた。台風に名前を付けるのは1977年の「沖永良部(おきのえらぶ)台風」
以来42年ぶりとなる。当面は19号の表記を使い、来年5月までに定める。
気象庁は昨年、台風の名称を定める基準を「大規模損壊1000棟以上、浸水家屋
1万棟以上、相当の人的被害」などと設定した。台風19号は15日時点で多数の
犠牲者が出て浸水家屋も1万棟を超える見込みで、基準を満たすと判断した。
2011年の台風12号は紀伊半島で88人が犠牲になったが、当時は人的被害の基準
がなく命名されなかった。今回の台風19号は「令和元年○○台風」となる見込み。
被害が広範囲に及ぶため、名称の選定は難航が予想される。
鹿児島県の沖永良部島を襲った77年の沖永良部台風は、人的被害は大きくなかっ
たが、損壊家屋は5000棟を超え、島の約半数の住居が全半壊した。
公共事業=無駄遣い、と考える方も多いのかもしれません。
どうしても、年度末の予算消化のための道路工事とかのイメージがついて
回ります。 ゼネコンの談合も日常茶飯事ですよね。
しかし、台風15号、19号を振り返ると、河川の決壊、土砂崩れ、冠水など
まだまだこの国のインンフラ整備は、十分ではないことが明らかにされました。
もう予算消化の突貫工事などやらなくても、河川・山林・道路・海岸などの
やるべき公共事業が山のようにあります。
国民の安全のために公共事業をすることは、国家として当然の責務ですよね。