彼を知り己を知れば

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盗聴余波…ドイツ、首相激怒も「同盟重視」



メルケル首相の携帯電話盗聴疑惑が浮上したドイツは、米国との同盟関係に亀裂が生じることは
望んでいない。ただ、国内で強まる反発への配慮は必要で、疑惑解明や将来の盗聴防止に向けた
協力を米国から取り付け、事態の沈静化を図りたいのが本音だ。



「大西洋同盟はドイツにとり最重要だ。その同盟精神で(問題に)取り組んでいる」。政府報道官
は4日の記者会見でこう語り、両国関係が悪化するのを避けたい考えを強調した。

 

メディアはウォーターゲート事件と重ね、「ハンディ(独語で携帯電話)ゲート」と疑惑を報道。
6月の個人情報収集問題の発覚後、ナチスや旧東独の監視国家の経験もあり、国民の対米感情は
厳しさを増す。世論調査では76%がオバマ米大統領に謝罪を求め、両国関係はドイツが反対した
イラク戦争以来の危機とも指摘されている。



ただ、メルケル氏は一連の疑惑で「友人間の盗聴は許されない」と憤りを示す一方で、米国の協力で
国内テロを防いだ事例を挙げ、その重要性も訴えてきた。
ドイツの情報機関も米の情報に依存しており、関係は崩せないためだ。

 

欧州では仏やスペインでも盗聴疑惑が浮上し、欧州連合(EU)と米の自由貿易協定(FTA)の
交渉中断を求める声も上がる。だが、EUでは経済成長のため協定締結を急ぐ意見が支配的だ。
10月下旬の首脳会議では交渉中断は議論されず、次回会合も11〜15日に日程が決まった。

 

独仏は個別に米と再発防止策での合意を目指し、メルケル氏は防止策について「協力の枠組み」
「将来の基礎」と強調する。

 

安全保障や経済で必要な米との関係円滑化のためには国民の不信解消が欠かせず、そのための取り組み
を米側に期待しているのが実情だ。



→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/131106/erp13110601080000-n1.htm



幾ら何でもやり過ぎでしたねぇ、メルケル首相の携帯電話を盗聴とは。
しかし他国以上に日本の情報は筒抜けなのでしょう。
首相官邸に盗聴器がセットされているかもしれません。
CIA元職員のスノーデン容疑者によると、重要な監視対象がテロや
国土安全保障、経済など計16に分類されており、日本は科学技術、
経済、外交の3分野で対象になっていました。
「経済的優位」に立つため日本を監視していましたね。
しかし、日本はこういう情報流出・盗聴などには余り関心を抱いて
いません。やっと日本にも情報機関が出来るか出来ないかですもん。
世は情報戦の時代。
彼を知り己を知れば 百戦殆うからず(孫子)ですね。