そりゃビックリ仰天

競馬




メルケル首相がワシントンを訪問してトランプ大統領と会談した際に後者は
前者に<3000億ドル(33兆円)の請求書を渡した>という。
彼の考えでは2012年からドイツがNATOの国防費として拠出する資金2%分
に利息を加えた評価額であるらしい。彼のぞんざいな姿勢に<ドイツの随員
一行は茫然自失した>と報じられている。(参照:『Voz Populi』)



そして、ドイツの随員以上に憤慨し、自らの面子丸潰れと感じたのは国防長官
のジェームズ・マティス大将であった。

 

今回のトランプの行為が、単にNATO加盟国が規定の拠出資金をこれまで出し
ていないということを具体的に知ら示す為のものだとしても、そのような粗野
なやり方は国家指導者として許されないことである。<ドイツの随員一行は、
それはメルケル首相を威圧しようとした何物でもない>と受け止めたそうだ。
当然だろう。


 
双方の関係者が居心地の悪さを感じている間、メルケル首相はその請求書について
<言葉を返すこともなく、単にそれを無視するかのようであった>という


(略)


何しろ彼は、国防長官として2月にヨーロッパを訪問した時に2%の資金拠出を
加盟各国に要望しながらも、米国は今後もNATOの重要性を認識して支援して行
くことを約束したばかりなのである。そこに来て、今回のトランプのメルケル
に請求書を手渡したという行為。これでは、マティス国防長官の面子丸潰れだと
彼は受け止めたのも当然だろう。



トランプは選挙戦中に公約していたことを実行しようとする以外に聞く耳を持
たない人物であるというのが新ためて認識された。彼を囲む側近が彼の政権に
いつまで留まり続けることができるか疑問は尽きることはない。



https://hbol.jp/135016


3000億ドルの請求書!!
(  Д ) ⊙ ⊙


因みにマティス国防長官は、NATO軍総司令官経験者ですね。