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「出て行けと言わんばかりの処分」鳩山氏の地元


民主党が3日、社会保障・税一体改革関連法案の衆院採決で反対票を投じた鳩山元首相を党員資格
停止6か月とする方針を決めたことで、関係者に衝撃が走った。

 
「処分は覚悟の上だが、50名の離党者を出した(執行部の)責任こそが問題の本質だ。
私たちは特に国民との『契約』に基づいて行動したグループであり、党執行部が自分たちをどう処する
かが次の問題だ」。3日夕、鳩山元首相は国会内で執行部を痛烈に批判した。

 
一方、民主党北海道からは、処分の軽重に疑問の声が上がった。
岡田篤幹事長は党員停止2か月の処分となった議員がいることを踏まえて「処分は個人で差をつける
べきではない。同一の行動を罰するなら党組織としては同じ対応にすべきだ」と語った。

 
鳩山氏の地元・室蘭市では選挙戦への懸念が広がった。
今年6月に総連合後援会長を引き受けた新宮正志・前室蘭市長は「さらに厳しい戦いになる。これまで
の支援団体がどうなるか」と表情をこわばらせた。
解散・総選挙が処分期間中になれば、民主党の看板を外しての戦いになる。労働組合など支援組織の
協力が得られるかどうかの不安もあり、「それにしても(6か月の処分は)重い」と漏らした。

 

室蘭市のある支援者幹部は「『出て行け』と言わんばかりの処分。
われわれは鳩山党的な結束で集まっている」と、憤っていた。


→ http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20120704-OYT1T00044.htm?from=main1