[ヴィクトリアマイル(G1)]
マイルの女王・グランアレグリアやアーモンドアイの引退で手薄感が出
たかと思われたマイル路線ですが、いやいや、ヴィクトリアマイルはな
かなかのメンバーが揃いました。
約1年ぶりとなるデアリングタクトですが、グレード制導入の 1984年
以降のG1競争で、最も間隔が開いた中での勝利は 1993年に有馬記念
を勝ったトウカイテイオーの中363日が最長です。デアリングタクト
の場合は、中384日での出走となります。牧場で入念に乗り込んでの
帰厩となりますが、無敗の三冠牝馬の意地を見せるでしょうか。
気になる馬場ですが、土曜日の
4R3歳未勝利戦(千八)で、1:46.2
5R3歳未勝利戦(千六)で、1:34.6
メインの京王杯スプリングカップ(千四)で、1:20.2
なので、日曜日は天候が曇り予報なので、今週はBコースに変わり、絶
好の芝コンディションになると見込まれます。
この春のG1戦線は、天皇賞(春)を除けば波乱の連続で、データを重
視する予想は、ことごとく粉砕されています。
1番人気馬の連敗も継続中。
でも、過去10年での気になるデータを幾つか・・・。
馬券圏内30頭中、前走を勝った馬の優勝はなく、2着が3回のみとい
う不振ぶり。まぁ似たようなデータで、NHKマイルカップをダノンスコ
ーピオンが勝ちましたから、余り気にすることもないかな。
前走重賞は絶対条件ですが、そこでの着順は問われません。
枠順は内から外まで、まんべんなく来ており、ここは不問。
前走13頭が阪神牝馬ステークス組であり、阪神牝馬ステークスからの
馬が、馬券に絡まなかった年は7年前の1回だけ。
穴を開けるのは、福島牝馬ステークス、中山牝馬ステークス組。
競馬の金言として、府中の千六は千六以上の実績を持った馬が有利とい
うことですね。府中の千六はタフなコースなので、スピード・スタミナ
に持久力という総合力が要求されます。特にG1競争という極限の舞台
ではですね。
2021年 グランアレグリア 天皇賞(秋)3着
2020年 アーモンドアイ ジャパンカップ1着
2019年 ノームコア 札幌記念・香港カップ1着
などです。
主役には、レイパパレを推します。
高速馬場も、デビュー3戦目の糸魚川特別(新潟千八・2勝クラス)で
1:45.3という勝ち時計を叩き出しています。当時も430キロの
小柄な牝馬ながらのこの時計は秀逸です。金鯱賞では1:57.6で走
破しています。重好者どころか時計勝負は臨むところ。
現在は、デビュー後、破竹の6連勝で大阪杯を制してからの6連敗中で
すが、これは体調と距離に問題があったのでしょう。
レイパパレを一番熟知している川田将雅騎手に言わせると、これまでは
距離の関係で、ずっと我慢の競馬をさせていたけれど、本質はマイラー
で、この舞台でこそと語っています。
これまでの戦績からして、府中千六G1を制するための要素である「ス
ピード・スタミナ・持久力」の総合力は、疑う余地はありません。
5月12日(木)サンケースポーツから転記
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ヴィクトリアマイルの舞台について
ずっと切望していた1600メートルという距離をやっと走れるという
ところですね
切望していた理由
常々、言ってましたけど我慢を彼女に常に求めないといけない競馬が続
いていますので、ずっと1600メートルでどういう走りができるのか
楽しみにしてきました。この1600メートルという距離が彼女にとっ
て、どうでるのか楽しみです
デビューから2戦はマイルで連勝
やはりスピードが長けた馬なので、1600メートルの方が生きるので
はないかという感触を常々、持っていました。やっと1600メートル
を戦えるという思いです
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相手は、勿論マイルで1:31.1の快時計を持つソダシを筆頭にマイ
ル実績からソングライン、ファインルージュにアンドヴァラナウトが主
力でしょう。レシステンシアとデアリングタクトは気配次第。
穴なら、走っても走っても人気にならない、クリノプレミアムとメイシ
ョウミモザと末脚驚異のミスニューヨークに昨年3着マジックキャッスル。
人気サイドで決まる公算が大きいと思うのですが、ヴィクトリアマイル
は波乱の歴史だけに、どうなることやら。