妄想で始まった戦争

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仏ロ首脳電話会談
ウクライナ巡り互いに攻撃停止訴え



ロシアのプーチン大統領は3日、フランスのマクロン大統領との電話
会談でウクライナ情勢について協議し、西側諸国はウクライナに対し
「残虐行為」を止めるよう圧力をかけるべきだと訴えた。ロシア通信
(RIA)が報じた。


プーチン大統領マクロン大統領に対し、西側諸国は「ドンバス地方
の町や集落に対する戦争犯罪および大規模な砲撃」を終わらせる手助
けが可能と指摘。「西側諸国がウクライナ当局に適切な影響力を行使
し、ウクライナへの兵器供給を停止すれば、これらの残虐行為に終止
符が打てるだろう」と語った。


jp.reuters.com


前線で残虐の限りを尽くしている、ロシア軍の最高司令官の認識は
所詮はこの程度のものか。
ここで再度、ロシア人のメンタリティを見ていきましょう。
司馬遼太郎は著書『ロシアについて 北方の原形』(文藝春秋)で、
ロシア人について「外敵を異様におそれ」、「病的な外国への猜疑
心」「潜在的な征服欲」、「火器への異常信仰」を持つと分析しま
したが、その通りですね。
"自国領土の安全保障" のために、ウクライナNATO に加盟するこ
との阻止を目的に始まった戦争ですが、かつてのソ連邦を構成して
いた国々(エストニアラトビアポーランドなど)が、次々に堰
を切ったが如く NATO に加盟しました。潜在的にこれまでの経緯を
踏まえて、徹底的なロシアに対する不信感と嫌悪感があります。
文化も教養も社会的常識を欠くロシア人に対するものですね。
ロシアから見れば、周囲を NATO 軍に囲まれた"驚異"に映るのでし
ょうが、NATO が隙あらばロシア領土を狙っているという、被害妄
想の賜物ですね。恐らく自分が NATO 軍だったら、そうするという
思い込みなのですね。