スウェーデンなどがNATO加盟
なら核配備、プーチン氏側近警告
ロシアのプーチン大統領の最側近の1人で、安全保障会議副議長を務
めるドミトリー・メドベージェフ氏は14日、スウェーデンとフィン
ランドが北大西洋条約機構(NATO)に加盟すれば、ロシアは地域
での防衛力を高める必要があると警告、核兵器の配備も示唆した。
フィンランドとスウェーデンは、NATOへの加盟申請の是非を検討
している。フィンランドのマリン首相は13日、ロシアによるウクラ
イナ侵攻を受けて状況が完全に変わったとの認識を示し、NATOに
加盟を申請するか「数週間以内」に決定すると述べている。
メドベージェフ氏は、両国がNATOに加盟した場合は、軍事的均衡
を取り戻すためロシアはバルト海で陸海空軍を増強しなければならな
いと主張。「核のないバルト海はなくなる」とし核の脅威に言及した。
かつてのソ連邦を主軸にしていたワルシャワ条約機構加盟国であり、
ロシアの隣国でもあるエストニア、ラトビア、リトアニアにポーラン
ドなどが、ソ連邦崩壊と伴にNATO加盟国になった理由は何でしょう。
答えは、ロシア人を信用せず、敬愛の情も持てず、心の底では憎んで
いたからですね。
司馬遼太郎氏が指摘していたロシア人のメンタリティとは
「外敵を異様におそれ」「病的な外国への猜疑心」
「潜在的な征服欲」「火器への異常信仰」 でしたね。
こんな国民性の国家などと、仲良くなれる国などありません。
ロシアは、自らの民族性・エートスにより、周辺国・国民から嫌われ
ていることは確かなようです。要するに、外敵が自然に増えるのは
極自然なことなのですね。なるべくしてなった、と。
フィンランドとスウェーデンが、ロシアの確たる事由もないウクライナ
侵攻を見て、集団的防衛本能が働いたとしても、不思議ではありません。
周辺国が敵国に走るのは、他ならぬロシア自身に要因があるのです。