もう戦費がない!?

競馬

「1日2兆円以上」の巨額戦費にロシア国民悲鳴 
プーチン氏「戦略で負ける」と識者 
露軍は後方支援に大きな問題
ウクライナ侵攻「長期化」予想


f:id:bakenshikabuya:20220302091501j:plain


つまり、ロシアは近代戦の定石である「制空権の奪取をおろそかにした」うえ、
食糧や武器弾薬、燃料などの「兵站(補給)に問題を抱えている」のだ。これ
に、「戦費の増大」と「経済の疲弊」も加わり、ウクライナ侵攻は長期化が予
想される。


ロシア軍は数カ月前からウクライナ国境に長期滞留していた。厳寒の中で、ロ
シア兵は疲弊している。これに食糧不足や燃料不足が追い打ちをかければ、ど
んなに訓練された将兵といえども士気が下がろうものだ。


戦費の増大も深刻だ。


英国経済回復センターなどによると、侵攻開始から最初の5日間で、ロシアは
装備や兵の死傷で約70億ドル(約8168億円)を失ったという。20万人
規模の将兵、補給・救護などの要員、燃料や食糧などの兵站、高価な精密誘導
弾など、戦費は1日約200億ドル(約2兆3338億円)かかっている可能
性もあるというのだから驚きだ。


何しろ、ロシアのGDP(国内総生産)は、世界11位の1兆4785億70
00万ドル(約172兆5343億円)に過ぎない(2021年、IMF=世
界通貨基金調べ)。


10位の韓国を下回る額である。ロシア軍が1カ月間戦っただけでGDPの3
割近くを消耗する計算となる。これが家計なら「一家離散の危機」である。


なのに、ロシア軍はヨーロッパで3番目に面積が広いウクライナ全土の制圧を
目指して多方面から攻め込んでいるのである。打ち出の小づちがいくつあって
も足りなかろう。


それだけではない。日米欧主導の強力な経済制裁で、ロシア通貨のルーブル
大暴落した。西側諸国への送金禁止などで、国内経済は音を立てて壊れつつある。


苦しむのは前線の将兵だけではない。ロシア国民がソ連崩壊時に経験した「経
済崩壊」という塗炭の苦しみを再び味わわされるのである。


ロシア国民はソ連崩壊後、西側の自由経済という旨味を覚えてしまった。困窮
する生活への不満の矛先となるプーチン氏が、内政面でも窮地に追い込まれる
のは時間の問題だ。


ロシアは歴史的に、フランスのナポレオン、ドイツのヒトラーに代表されるよ
うに、外敵との「祖国防衛戦争」を戦ってきた。敵を広大な領土に深く引き込
んで補給路を断つ。さらには、冬将軍の力を借りて敵を撃退する「持久戦」を
得意としてきた。


経済力に裏付けされた兵站なくして、ロシアの勝利がないことは自明の理だ。
プーチン氏はキエフ陥落という戦術で勝てたとしても、ウクライナ全土制圧と
いう戦略で負けるだろう。


news.yahoo.co.jp


侵攻2週間で、早くも後方支援が尽きてしまったのか。
演習と称して進軍したロシア兵の士気の低下、武器・食糧などの兵站も、そして
何より戦費も尽きようとしています。
プーチン大統領は、側近にイエスマンばかりを集め強権を発揮し、側近は現実を
無視して、プーチン大統領にとって耳障りがいい情報を入れて、結果、戦略的失
敗をきたしています。プーチン大統領は、こんなはずではなかったと、今更考え
ても、覆水盆に返らずですね。全ては、自業自得の賜物ですから。