プーチン大統領、フィンランドやスウェーデンの
NATO加盟に問題ないと表明
プーチン大統領は15日、フィンランドやスウェーデンのNATO加盟はロシア
に脅威をもたらさないので問題がないと述べた。
集団安全保障条約(CSTO)の首脳会議に出席したプーチン大統領は「フィン
ランドやスウェーデンのNATO加盟はロシアに脅威をもたらさないので問題が
ない」と述べ、ペスコフ大統領報道官も「我々と北欧2ヶ国の間に領土問題が
存在しないが、ウクライナとの間には領土問題が存在する。もしウクライナ
がNATOに加盟するとロシアはNATOとの間で領土問題を抱えることになり、
これは欧州全体にとっても大きなリスクになるだろう」と説明した。
つまりロシアにとって領土問題が存在するウクライナのNATO加盟は到底容認
できないが、領土問題が存在しないフィンランドやスウェーデンのNATO加盟
については「好ましくないものの直ぐに(ウクライナのような)軍事的措置を
講じることはない」という意味で、ペスコフ大統領報道官は「両国のNATO加
盟が現実的にどのような結果をもたらすのか注意深く見守っていく」と付け加
えている。
ただプーチン大統領もペスコフ大統領報道官も「(NATOに加盟した)フィン
ランドやスウェーデンで軍事的圧力が高まれば確実にロシアは対抗措置をとる」
とも述べており、一先ずフィンランドやスウェーデンのNATO加盟とウクライナ
のNATO加盟を「別物」と定義することで事態を収拾(特別軍事作戦との整合性)
したいのかもしれない。
そうだね、今はウクライナ1国で精一杯だもんな。
これまでロシア人を支えていた唯一のアイデンティティである軍事大国
の化けの皮が剥げている真っ最中だもんね。北欧どころじゃないよね。
ウクライナへ理のない侵攻をしたばっかりに、NATO を増強させて、自
国経済の破綻を招きかねない状況、落としどころはどうするの?