バイデン米大統領
対戦車兵器ジャベリンを称賛
「第3次大戦回避に貢献」
バイデン米大統領は3日、南部アラバマ州トロイにある携帯型対戦車ミサ
イル「ジャベリン」の製造工場を視察した。演説でロシアと戦うウクライ
ナに大量に供与し、大きな戦果を上げていることに触れ「米国が派兵し第
3次大戦に巻き込まれるリスクを避けながら、ウクライナが自衛すること
を可能にしている」と称賛した。
激しい攻防が続くウクライナ東部ドネツク州の知事は3日、工場などで砲
撃があり、少なくとも市民計21人が死亡したと明らかにした。中・西部
では複数のミサイルによる攻撃があり一部で死傷者が出た。ウクライナメ
ディアが伝えた。
バイデン氏は演説で、さらなる軍事支援などのために総額330億ドル
(約4兆3千億円)の追加予算の早期成立を議会に重ねて要請した。
また、ジャベリン5500基以上をウクライナに供与し、ロシア軍の戦
車1両に対して10基あると強調。最も効果的な兵器の一つだとアピー
ルし「ロシア軍を笑いものにしている」と述べた。
ウクライナ対ロシアの戦争が、NATO 対ロシアの代理戦争の様相を呈し
てきましたね。こういっちゃ何ですけど、ウクライナへ侵攻したロシア
軍に対して、西側兵器の壮大な実験場でもあるみたいね。
それにしても、ロシア軍の前評判を崩す体たらくぶり。
西側の制裁措置により、ロシア軍をバックアップするはずの軍事産業が
思うように機動していないことも事実。被害を被った戦闘車両の修繕は
おろか新規の製作さえ滞っているとのこと。
対艦ミサイルでウクライナへの地上攻撃をしている報道もありますね。
対地ミサイルが底を尽きかけた証左でもあります。
もう、2か月以上、打ちっ放しですもんね。
戦争はロジスティックス(兵站)が、極めて重要であることが証明さ
れたことですね。