ロシアは諦めない

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ウクライナ 対決姿勢強める


ウクライナ東部で、停戦合意のあとも政府軍と親ロシア派の間で激しい戦闘が続いたことを
受けて、ロシアやウクライナなど4か国の首脳が電話会談を行いましたが、ウクライナ側は、
ロシアが親ロシア派の行動を事実上、容認したとして非難し、対決姿勢を強めています。



ウクライナ東部では、政府軍と親ロシア派の双方が戦闘停止を宣言したあとも交通の要衝、
デバリツェボの周辺で激しい戦闘が続き、18日、親ロシア派がこの要衝を制圧しました。



こうしたなか、フランス大統領府によりますと、ロシアとウクライナ、それに、ドイツと
フランスの首脳は19日、電話で会談し、戦闘を完全に停止し重火器を期限内に撤去する
ことなど、停戦合意の確実な履行が必要だとの認識で一致しました。




しかし、ウクライナの大統領府によりますと、ポロシェンコ大統領はこの電話会談の中で
「デバリツェボで起きたことは停戦合意の範囲内だと認めるべきではない」とも述べたと
いうことで、デバリツェボでの親ロシア派の攻勢を事実上、容認したとして、ロシアの
プーチン大統領を非難しています。



さらに、ポロシェンコ大統領は19日の記者会見でも「ロシアは侵略国家だ」と改めて批判し、
ロシアへの対決姿勢を強めていて、今後の停戦合意の履行に向けた協議が難航することも予想
されます。



米「戦闘の完全停止を」



ウクライナ東部で停戦合意のあとも政府軍と親ロシア派の間で激しい戦闘が続いたことについて、
アメリ国務省のサキ報道官は19日、記者会見で「親ロシア派の攻撃を非難する。
ウクライナ政府の報告によると、親ロシア派は停戦合意に250回以上も違反して10人以上を
殺害したほか、数百人にけがをさせた」と述べました。
そして、「戦闘を完全に停止し、重火器を撤去することなどを求める。ロシアと親ロシア派が停戦
合意を侮辱し続けるなら、より多くの代償を払い、さらなる孤立に直面することになるだろう」と
述べて、ロシアや親ロシア派に対し停戦合意を確実に履行するよう求めました。



→ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150220/t10015602561000.html



旧ソ連時代に散々な目に合わされた、ロシア(ソ連)の衛星国では
ロシア離れが進んでいます。
もう奴隷の鎖は切られたんだとばかりに、西側へ走ります。
ウクライナもそのハズでしたが、ロシアにストップをかけられました。
ロシアにとっては地政学的に、軍事戦略的に、ウクライナが西側に
行ってしまうと、国境を挟んでNATO軍が駐留する可能性がある
からですね。咽喉元に刃を突き付けられたようなものです。
ロシアは絶対にウクライナの西側への逃避行を許さないでしょう。