世界は属国?

競馬


「傲慢な態度」英各紙はバッサリ 中国首相の訪欧終了



中国の李克強首相が22日、6日間の欧州歴訪を終えて帰国した。
中国外務省は、英国とギリシャを回った李氏の歴訪について「輝かしい成果だ」と自賛。
しかし欧州では、中国の大型経済協力を歓迎する声がある一方、中国の人権問題に触れ
なかった英国政府に批判が集まるなど、複雑な反応を見せた。



李氏は21日まで3日間滞在したギリシャで、サマラス首相と貿易や海運、空港・港湾
インフラ整備など総額65億ドル(約6600億円)に及ぶ経済協力強化の関連文書に調印した。

 


財政再建中の同国では、「特筆すべき重要なイベントだ」(地元紙カティメリニ=電子版)
など歓迎する報道が目立った。ロイター通信は20日、中国がギリシャの港湾整備に力を
入れていることなどについて、「ギリシャは、中国の『欧州の入り口』になろうとしている」と伝えた。

 

一方、英国のキャメロン首相は今回、李氏の滞在中、液化天然ガス(LNG)の対中輸出など
総額140億ポンド(約2兆4000億円)超の契約にこぎ着けた。



しかし英各紙はキャメロン氏のこうした功績ではなく、同氏が李氏との会談などで中国の人権問題
を取り上げなかったとされる点を問題視した。
ガーディアン紙は、キャメロン氏が共同記者会見で、今年、発生から25年を迎えた天安門事件
触れなかったと指摘。李氏について、
「新たな世界秩序に歓喜」し「新たな属国に気前よく金品を与える植民地の総督のようだ」
と皮肉たっぷりに伝えた。

 


またフィナンシャル・タイムズ紙は、中国側が、李氏とエリザベス女王との会見を強要したことや、
李氏の英国到着時に空港で用意された赤じゅうたんが3メートル短かったと文句を言っていたこと
を明らかにし、英国が中国側の「傲慢な態度」に耐えていると伝えた。

 


これに対し中国は、劉暁明・駐英大使が23日、李氏の訪英が「中国外交の新たな風格を示した」と絶賛。
国営新華社通信は「ギリシャで中国ブームが起きている」と伝え、「訪問は大成功だった」と強調した。



→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/140623/chn14062321230007-n1.htm



>新たな属国に気前よく金品を与える植民地の総督のようだ
ホント、その通りですよね。いい例えです。
各国とも中国国内の人権問題や、東トルキスタンチベット
おける弾圧支配など、多額の商談の前では消えて無くなった
かのようです。
金のためなら暴君を前にして頭を下げるのはみっともないですね。
しかし、この金品バラ撒き外交はいつまで続くのでしょうか。
中国国内におけるバブル経済の破綻と共に、こちらも消えて
無くなるのでしょう。