シリアのアサド政権が、ことし春、北朝鮮から短距離ミサイルおよそ40基を購入したことが
明らかになり、化学兵器を使ったとされる問題で欧米諸国から攻撃された場合、報復として
このミサイルを使って隣国イスラエルを攻撃する可能性も排除できないとみて、アメリカなど
が警戒を強めています。
日本や韓国の外交筋がNHKに対して明らかにしたところによりますと、シリアが、ことしの春、
射程100キロ余りの短距離ミサイルおよそ40基を北朝鮮から購入したのをアメリカ政府が
確認したということです。
ミサイルはいったんシリアの隣国レバノンまで貨物船で運ばれ、そこから、陸路でシリアに運び
込まれたとみられています。
アサド政権が化学兵器を使ったとされる問題で欧米諸国から攻撃を受けた場合、報復として、
このミサイルでイスラエルを攻撃する可能性も排除できないとみて、アメリカなどが警戒を強めて
います。
また、これとは別に、ことし4月には、リビア船籍の貨物船が北朝鮮からシリアに向けて、自動
小銃やライフル銃など合わせて1400丁、それにガスマスクなどを運んだことも確認されたと
いうことです。
シリアと北朝鮮は、以前から軍事面での結びつきが強いことで知られていますが、北朝鮮は国連
安全保障理事会の制裁決議で軍事物資の輸出入を禁じられており、今回明らかになった取り引きは、
いずれも安保理決議違反に当たるとみられます。
→ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130829/k10014120011000.html
欧米の軍事的攻撃措置への対抗策が、イスラエルへの
ミサイル攻撃。 んなバカな!
しかし以前ほど、イスラエルに対するアラブ諸国の対応は
尖鋭化から軟化しているようですが、いざとなったら
反イスラエルで結束しそうなのがアラブ諸国。
どうなることやら。