昔、森秀行調教師の本を読んで「なるほど~」と思ったのが、勝たない競馬。
特に、昔の 900万下、1000万下、今の2勝クラスです。
2勝クラスでは、以前から噂が絶えなかった下級条件、特に2勝クラスを
ワザと勝たない馬がいるということですね。
2勝クラスは、そこそこレース数はありますが、ここを勝って3勝クラスに
行くと、グッとレース数が減ります。オープンまで突き抜ける能力のない馬
が、ヘタに2勝クラスを勝ち上がると、当然3勝クラスに行くわけです。
その3勝クラスは、その馬に合った、ダートと芝、短距離・中距離などその
馬の適性に合ったレースは、1開催に1つあるか否かですから。
競馬経済的には、2勝クラス、下級条件クラスをヘタに勝ってしまうと、
クラスが上がって、その馬の能力では適わない相手と、競争をすることに
なる可能性があります。いや、ほとんどの馬はそうなります。
つまり着外を繰り返し、賞金を貰えなくなるのは、馬主サイド・厩舎サイド
としては打撃を被ることになります。
それだったら、身の丈に合ったクラスで毎度、着賞金を咥えて帰ってきて
くれる方が、競馬経済の面からも、ある意味では合理的ですね。
勝って意気揚々と帰ってくる若手騎手に調教師が「バカヤロー!何で勝った?
2着でいいんだ!これが上で通用する馬か!」と怒られるわけですね。
調教師によっては騎手に「ゆっくり一周回って来いや」と隠語で諭します。
まぁ、そんなこんなで以下のサイトでの現役調教師・トップジョッキーの
会話は興味深いわけですね。
お急ぎの方は、28:00あたりから視聴してください。
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