交流重賞 回顧

競馬

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[マリーンカップ(Jpn3)]


少頭数こそ荒れる、とは昔から伝わる競馬の格言です。
まぁ、この交流重賞は6頭立て。
断然人気は、南関東競馬牡馬相手のクラシック路線、羽田盃2着・東京
ダービー3着(いずれも Jpn1で中央の皐月賞日本ダービーに相当)
の坂井瑠星騎手騎乗の逃げ馬であるアンモシエラ(松永幹夫厩舎)が
断然の1番人気。


が、6頭中3頭が逃げ馬という特殊な構成メンバー。
これは誰がどう見てもというか、案の定、同じJRA所属のカンタ(田口
貫太)に競られてしまい、両馬とも3コーナーで手応えが怪しくなります。
そこを満を持して後方待機組の國分優作騎手騎乗のテンカジョウに差されて
しまいました。断然人気馬は、最後は力尽きて着外に沈みましたね。
この馬は差し馬だからだけで本命にしたワケではなく、3歳牝馬ながら
JRA中央場所(京都)で古馬2勝クラス相手に快勝していたからですね。
2着になった笹川翼騎手のクラヴィコードに至っては、ローカル小倉開催
ながら、やはり古馬2勝クラスの特別を勝っていました。
馬券は、断然人気馬を尻目に、この2頭を頭にした3連単
要するに何が言いたいのかと申し上げますと、中央古馬2勝クラスを勝つ
牝馬は、同世代だけの地方 Jpn1を戦ってきた馬よりも、力は上だという
ことです。例え競られなかったとしても、結果は変わってないと思います。


余談ですが、現在の2勝クラス、以前の1000万下には特殊事情があり、
このクラスを勝ち切るのは、馬主・厩舎サイドにはリスクが伴います。
オープンまで突き抜ける力がないと、勝てる馬でも勝たない場合があります。
それは競馬経済というか、馬主・厩舎経済が問題になるからです。
何故かって? それは3勝クラスになるとレース数自体が減ってしまい、
それが適鞍となると1開催に1回あるかないか、だからです。おまけに
オープンクラスは層が厚いのです。3勝クラスで負け続けるより、
2勝クラスで上位着賞金を拾っていた方が、確実に経済的には潤います。


まぁ、荒れたと言っても6頭立てで配当は、そう大したものではありま
せんが、昨日の日本テレビ盃での川田の駄乗の借りまで取り戻せて
よかった、という一戦でした。