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米、量的緩和を維持 FOMC「必要性を再確認」



連邦公開市場委員会(FOMC)は31日、2日間の会合を終え量的緩和第3弾(QE3)と
事実上のゼロ金利政策を維持することを決めた。極めて緩和的な金融政策を継続する必要性に
ついて「再確認した」と明記した。米経済は「年前半に緩やかに拡大した」とする一方、
インフレ率低下や住宅ローン金利の上昇などが景気に与える影響を注視する構えを示した。



声明では証券購入額の「増額、減額とも準備をしている」と中立の姿勢を強調し、今後の雇用統計
などで景気動向を見極めたうえで判断する構えを改めて示した。

 


FOMCは失業率が6.5%を上回り、1、2年先のインフレ率が長期的な目標である2%から0.5
ポイントを越えて上回らない範囲でゼロ金利を続けることにしている。

 


市場ではこうした数値目標を見直すとの観測もあったが、声明では特に修正を加えず、現状を維持した。

 


現在、QE3では住宅ローン担保証券MBS)を月400億ドル、中長期国債を月450ドルずつ追加購入
するQE3を実施中。フェデラル・ファンド(FF)金利誘導目標の幅を現行の0%から0.25%に据え置き、
事実上のゼロ金利政策を維持した。

 


バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は6月の前回会合の記者会見で、QE3について「現時点で
年内に証券購入ペースを減らし、来年半ばまでに(新規購入を)停止するのが適切」と発言。
QE3縮小の具体的な日程に初めて言及していた。
31日の決定にはジョージ・カンザスシティー地区連銀総裁が反対した。



→ http://www.nikkei.com/article/DGXNASGN3101T_R30C13A7000000/




米国株、ダウ続落21ドル安 FOMC後に利益確定 ナスダック高い



7月31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に3日続落し、前日比21ドル5セント(0.1%)
安の1万5499ドル54セントで終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明がほぼ市場予想
通りの内容だったとして、材料出尽くし感から目先の利益を確定する目的の売りがやや優勢となった。

 


米連邦準備理事会(FRB)は午後に発表したFOMC後の声明で、年前半の米景気について
「緩やかなペースで拡大した」と総括。市場では前回の表現からやや下方修正したと受け止められた。
さらに声明は国債などの証券購入策を終えた後も低金利を継続する必要性を「再確認した」と指摘。
緩和的な金融政策の長期化を改めて示唆する内容だったが、市場ではおおむね想定内の内容だったと
して、好感した買いは目立たなかった。

 


今週末にかけて7月の雇用統計など重要な経済指標の発表が控えており、ひとまず買い持ち高を整理
する動きが出やすかったとの指摘があった。

 


朝方は良好な経済指標を好感してダウ平均が大幅高となる場面もあった。4〜6月期の米実質国内総
生産(GDP)速報値は前期比年率1.7%増と市場予想以上に伸びた。民間雇用関連サービス会社が
発表した7月のADP全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)は前月比で
市場予想以上に増えた。ただ午後のFRBの声明発表を控えて次第に上げ幅を縮めた。

 


ナスダック総合株価指数は続伸し、前日比9.90ポイント(0.3%)高の3626.37と2000年9月29日以来、
約12年10カ月ぶりの高値で終えた。

 


業種別S&P500種株価指数は全10種のうち「電気通信サービス」や「公益事業」など6業種が下落。
一方、「一般消費財・サービス」や「エネルギー」などが上げた。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約9億株(速報値)、ナスダック市場(同)は約
18億7000万株だった。


→ http://www.nikkei.com/markets/kaigai/summary.aspx?g=DGXNASB7IAA05_01082013000000


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FOMCの内容は、ほぼ予想通りでしたね。
バーナンキFRB議長が、上院・下院で証言したばかりですので
それに反する内容はないでしょう。
いずれにしても、FOMCはフリーハンドを持ち続け、経済指標に
応じた策を講じるのでしょう。
さて、昨日の日経平均株価ですが、終盤売りに押されて13,668円。
CME225(¥)は、13,650円。
為替ですが、現時点(7:30)で、1ドル=97円80銭と、やや
円高気味ですね。
ADRは高安まちまちです。
とりあえずFOMCを無事通過しましたが、明日の日本時間21:30には
7月の雇用統計が待っています。ご承知の通り、市場予想とはブレが大きい
ことが心配でしょうか。