機械的な利上げはしない

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FRB、資産圧縮へ慎重姿勢 16年利上げは4回想定





米連邦準備理事会(FRB)は16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラル
ファンド(FF)金利の新たな誘導目標を0.25〜0.50%に変更し、2008年12月から継続
していた事実上のゼロ金利政策を解除することを全会一致で決めた。



0.25%の利上げは事前の想定通りで、金融市場も織り込み済み。焦点となっていたのは
(1)今後の利上げペース(2)FRBのバランスシートの縮小の時期、の2点だった。

 


今回、更新されたFOMC参加者(17人)による政策金利見通し(ドット・プロット)に
よると、新たな中央値は16年末時点で1.375%。9月の前回見通しと同じだった。
1回の利上げ幅を0.25%と仮定すれば、来年の利上げ回数は「4回」となる。

 


声明では、今後の利上げのペースについて「緩やか(gradual)」という表現を2カ所で
盛り込んだ。「緩やか」な利上げの道筋についてFRBは「機械的ではないということ」
(イエレン議長)と述べるにとどめるが、市場では「1度に0.5%の利上げはない」
「(年8回の)FOMCで連続利上げはない」というのが共通認識だ。
このため来年の利上げは各四半期末にあたる3、6、9、12月のFOMCで0.25%ずつと
いうのが市場のコンセンサスになりそうだ。

 


FRBは08年9月のリーマン危機後、3回の量的緩和策(QE)で買い入れた長期国債
住宅ローン担保証券MBS)を約4兆5千億ドル(540兆円)抱え込んだままだ。
新たな積み増しはすでに停止したが、保有債券が満期を迎えた分は同額分を再投資し、
債券市場の安定や需給に配慮してきたためだ。

 


今後、再投資を縮小・停止してFRBがバランスシートの圧縮を始める時期が市場の関心事
になっている。これに関連して今回の声明に新たに盛り込まれたのは「(金利政策の正常化が)
well under way(かなり進んでから)」という表現だった。

 


イエレン氏は記者会見でそれが、政策金利が1%になってからなのか、2%になってからなのか、
具体的に明示するのを拒んだ。しかし声明では「この方針は金融市場の緩和的な条件を支える」
と指摘。債券市場の波乱につながりかねないバランスシートの圧縮は慎重に進めるというハト派
的なメッセージを発した。



http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK17H0J_X11C15A2000000/?dg=1



大凡の予想通りの会見内容でしたね。
FRB機械的な利上げはしない、引き続き緩和的な政策の維持
などを明言しました。 これで投資家は安心したようです。
株式市場で一番嫌がるのが、先の不透明感。
良かれ悪るかれ不透明感が払拭すれば、投資家は安心します。
今後は米ドル高に応じて、世界中にバラ蒔かれた投資資金が米国へ
回帰してきます。
その時、発展途上国は少なからずの悪影響は避けられません。
米ドル建ての投資資金が戻ってしまえば、金融市場以外でも
経済的に縮小していきます。
特に、隣のバ韓国は深刻でしょう。
ただでさえ経済の落ち込みが酷い上に、外資が逃げたら・・・。
ザマァですよねwww