ダンジグ(Danzig、1977年 - 2006年)
ノーザンダンサー最良の後継種牡馬の一頭。
ダンジグ及びその後継種牡馬が多数大成功を収め、
サドラーズウェルズ、ヌレイエフ、リファールらとともに
ノーザンダンサー直仔としてその血脈を伝える。
馬名の由来はポーランドの都市Danzig(現グダニスク)から。
Danzig...What Might Have Been
通算成績 3戦3勝(Allowance)
競争成績は3戦全勝といえども全て一般戦。
G1どころか、重賞に出走すら叶わずに脚元故障のため引退。
そして、血統及び競争中に見せたスピード能力を買われて種牡馬に。
初年度産駒からチーフズクラウン(chief's Crown)が
ホープフルステークス、ブリーダーズカップジュヴェナイル
などを勝ち、早々G1サイアー の仲間入り。
その後も、直仔だけでも
ダンススマートリー(カナダ三冠)
グリーンデザート(ジュライカップ)
ポリッシュプレシデント(ジャックルマロワ賞、ムーランドロンシャン賞)
デイジュール(スプリントカップ、アベイユドロンシャン賞)
ルアー(ブリーダーズカップマイル連覇)
デインヒル(スプリントカップ)
アグネスワールド(ジュライカップ、アベイユドロンシャン賞)
などなど、スプリント・マイル路線で活躍馬を多数輩出。
また、その仔たちもダンジグの後継種牡馬として多くの活躍馬を
送り出していますね。
中でも、デインヒル(Danehill)は凄いです!
ロックオブジブラルタル(英2000ギニーほかG1を7連勝)
デザートキング(愛ダービー)
ディラントーマス(愛ダービー、キングジョージ、凱旋門賞)
ジョージワシントン(英2000ギニー)
などなど、マイルからチャンピオンディスタンスまで
幅広い活躍馬を出していることは有名ですね。
日本にも一時シャトル(リース)種牡馬として滞在していまして
ファインモーション(秋華賞、エリザベス女王杯)などを輩出しました。
以前、繋養されていたクレイボーンファーム
( http://www.claibornefarm.com/ )まで
Danzig を見に行こうかと思っていましたが・・・。
そうそう、ダンジグは写真で見る限り、腹袋がコロッと出ている感じですが
産駒(系統)にもその傾向がありますよね。