日曜競馬 展望

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[マイルチャンピオンシップ(G1)]


しかしこのメンバー、戦国時代というか群雄割拠というか、レベル的には高い水準で
いい面子が揃ったのではないでしょうか。オッズが割れているのがその証左。
過去10年、1分32秒を切ったのは10年前の1回のみ。安田記念では怪時計が
出るのですが、コース形態からか、そう早い時計の決着にはなりません。
何故なら、意外と序盤が緩いペースで流れて、4コーナーで馬群が密集・団子状態に
なっての、直線ヨーイドンの競馬になりがちだからですね。
ただ、日曜日は昼過ぎからの雨予報、天候と馬場も少し心配でしょうか。


本命は、ブリーダーズカップマイルではなくマイルチャンピオンシップを選んだ、欧州の
チャンピオンマイラーである◎チャリンが楽しみな1頭。連覇を果たしたダイワメジャー
のように前々で運んで押し切れるかどうか。ロイヤルアスコット開催でのクイーンアン
ステークス、タイキシャトルが勝ったジャックルマロワ賞、そしてクイーンエリザベス
2世ステークスを勝った力量は相当なものでしょう。 重馬場なら鉄板でしょうか。
持ち時計は1:33.98(斤量は60キロ!)、日本のインチキな計測方法ではない
正真正銘の時計。日本の計測方法での1分32秒台なら、十分に対応が可能でしょう。
高松宮記念を制したマッドクールを輩出したダークエンジェル産駒。日本の馬場にも
対応は問題ないと思われます。ライアン・ムーア騎手も、稽古で手応えを感じています。


昨年のナミュールのように、4コーナーで絶望的な位置からでも直線一気が決まります。
ここは史上7頭目となる連覇の可能性もあるナミュールクリスチャン・デムーロ騎手が
強敵でしょう。クリスチャンとは阪神JFドバイターフで、この馬を手の中に入れて
いることも心強いですね。天国の藤岡康太騎手も連覇を後押ししてくれてるかもね。
マイルでの切れ味は、この馬がナンバーワンでしょう。イタリアの伊達男が上手く熟女を
エスコートしてくれるでしょうか。


そして文句なしの名マイラーであり右回り、直線平坦に変わるソウルラッシュ。
出遅れが前提でもブレイディヴェーグの末脚は脅威でしょう。
アーリントンカップを勝って、武豊騎手が何やら自信のコメントをしているオオバン
ブルマイ、このオッズなら美味しい2年前に勝っているセリフォス。
天皇賞(秋)だけ走れば、横山典弘騎乗のマテンロウスカイの食い込み。
最後には、最重要ステップレースを制したジュンブロッサムまで考えておく必要が
あるでしょう。
あと、資金に余裕があるならば、ウインマーベルまで手を伸ばしたいところです。