[スプリンターズステークス（Ｇ１）]
天高く馬肥ゆる秋、初秋の中山に快速自慢が集まりました。
スタート時点から４コーナーまで、だらだらと下り坂が続きますので
嫌でもペースは早くなります。そこで調子良く走ってしまうと、直線
中山名物の急坂で止まってしまいます。スプリント戦だけに、展開が
物を言うコース形態ですね。
今は２歳（朝日杯ＦＳ）、３歳（ＮＨＫマイルＣ）の頃と違い、精神
面と体力に著しい成長を見せ、折り合いを欠くことは無くなりました。
その片鱗を見せたのが、昨年の阪神カップ。
これだけの素質馬で、ノーザンファーム系のサンデーレーシングのク
ラブ馬を管理する藤沢和雄調教師には、オーナーサイドからのプレッ
シャーがあったのではあるまいか。もっと使えないのか？その圧力に
耳を貸さずに馬を信じて、心身の成長を待った現在のグランアレグリ
アが師の答えでしょう。安田記念との二階級制覇は、すぐそこですね。
相手はモズスーパーフレアといきたいところですが、今のタフな中山
の芝で、インが荒れて伸びない馬場なのが疑問ですね。今日は外枠の
馬が外を通って差してくる競馬が目立っていたように思います。
モズスーパーフレアは、恐らくハナを切るでしょうが、連下です。
ミスターメロディは、基本的にはサウスポーです。基本、左手前を変
えず、昨年のように直線坂上で止まってしまいます。
相手は気楽に後ろから乗れる組から。
モズスーパーフレアに鋭く襲いかかる森田厩舎の３頭、ビアンフェ、
ダノンスマッシュ、レッドアンシェル、ダイアトニックにアウィルア
ウェイ、エイティーンガールなどがゴールを目前とした時、グランア
レグリアの直線一気が決まると想定します。
