[セントライト記念(G2)]
名馬グラスワンダーを管理していた尾形調教師は振り返って、グラスワンダーを
満足の出来るデキで出走させたことはない、と言いました。
常に足元と体質の弱さを抱えながらの出走で、素晴らしい成績を残しました。
そして、◎ディーマジェスティ。 この馬も爪と体質の弱さを抱えながらの出走を
続けてきました。 無理をせずに間隔を空けての出走ですね。
それでいてあの皐月賞での素晴らしい勝利は、馬と厩舎、騎手の一体となった
ものでしょう。
皐月賞を激走した直後のダービーは全く本調子ではなかったそうです。
しかし僅差 0.1 差の3着。 それも直線での不利を克服してのものです。
夏を越し、逞しさを増したディーマジェスティですが、爪と体調の弱さが解消
されたわけではないようです。 それでも出走するからには、11頭の明らかな
格下馬に勝利を譲ることは許されません。淀のターフで大輪の菊を咲かせるためには。
余談ですが、ディーマジェスティを管理する二ノ宮調教師と蛯名騎手といえば、
エルコンドルパサー、ナカヤマフェスタと凱旋門賞(仏G1)を2着しているコンビです。
来年、爪と体質が強化されたら、是非とも挑戦して欲しいですよね。
ディーマジェスティは、ディープインパクト産駒ですが、母系はブライアンズタイム×
サドラーズウェルズです。 コロッとした馬体は母系の影響ですね。
血統的にも欧州の馬場は、向いているような気がします。
馬券は3連単 20点
4−(1・5・9・10)−(1・3・5・9・10・12)
[ローズステークス(G2)]
紫苑ステークスのビッシュの勝ち方は価値のあるものと考えていますが、流石は本場の
関西です。 層が厚いですね。 早くも桜花賞馬とオークス馬との激突です。
池添騎手もMデムーロ騎手も勝ちに拘るのは当然ですが、本番への課題を持って騎乗
することは間違いありません。
問題はデムーロ騎手がどう乗るかに興味があります。
桜花賞のようなほとんど殿一気をやるでしょうか。恐らくしないでしょう。
本番の舞台は、阪神外回りコースではなく、京都内回りコースだからです。
4コーナーで前を射程圏に入れておかないと、お話になりませんよね。
同じことはシンハライトにも言えます。 おそらくく中団に付けて、池添を見るように
デムーロがマークするみたいな。 全くの空想ですけどね。
馬連6−7で決まったら、それはそれまででしょう。
馬券は3連単 30点
7−(3・4・5・6・12・13)−(3・4・5・6・12・13)