「韓国が竹島を強奪した」日本寄りの米国メディアの記事に
(レコードチャイナ)
2015年2月15日、韓国・朝鮮ビズによると、米ブルームバーグが、竹島をめぐる日本と韓国の
対立について報じる際、「韓国が竹島を一方的に強奪した」という日本人の主張を、編集せずに
そのまま掲載したことが、韓国で物議を醸している。
ブルームバーグは12日(現地時間)、「小さい岩がどのように日韓の仲を引き離したのか」と
題する記事で、島根県隠岐島住民へのインタビューを掲載。「韓国が竹島を一方的に強奪して占領した。
韓国は(日本と)仲良く過ごす方法を考えてほしい」「以前は、若者を含め一般の人々は竹島に
関心がなかった。しかし最近の日本では、竹島を実効支配する韓国への反感が高まっている。
日本人として血が煮えくり返る思いだ」などと語った内容を、編集することなくそのまま掲載したという。
また、記事には韓国・鬱陵島で働くチョン・ソンファンさんが「独島(竹島の韓国名)が自国の領土だと
主張する日本政府にはあきれる。また、日本の漁師が、独島は日本のものだと言うのは、
ただ漁獲量を増やしたいからだ」などと語ったインタビューも掲載されたが、日本側の主張と
比べると、分量はかなり少なかった。
ブルームバーグはほかにも、「2012年に李明博(イ・ミョンバク)前大統領が竹島を訪問したことで、
日本の反韓感情が悪化した」などと伝えたという。
これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。
「日本人がどんなやつらか知らないの?独島が本当に日本の領土と思っているのなら、
自衛隊を送って、なんとか取り返そうとするはず」
「好きに言わせておけばいいよ。独島が韓国のものになるのは時間の問題なんだから」
「韓国は日本よりも弱いのに、どうやって強奪するの?常識的に考えて」
「こんなばかけだメディアはなくしてしまうのが一番だ」
「日本人が賄賂を渡したに決まっている」
「ブルームバーグは金が好きだからね」
「ブルームバーグは、日本には支局があるが韓国にはない。日本寄りの報道になるのは当然」
「米国は真実を知っているはずなのになぜだ?」
「米国が息子である韓国を捨てた」(翻訳・編集/堂本)
→ http://www.recordchina.co.jp/a102602.html
韓国軍による日本人漁民殺害や日本漁船拿捕
1952年1月18日に韓国の李承晩大統領によって海洋主権宣言に基づく漁船立入禁止線(いわゆる李承晩ライン)がひかれ、
竹島が韓国の支配下にあると一方的に宣言した。1952年のこの宣言から1965年(昭和40年)の日韓基本条約締結までに、
韓国軍はライン越境を理由に日本漁船328隻を拿捕し、日本人44人を死傷(死亡者数は不明)させ、3,929人を抑留した。
韓国側からの海上保安庁巡視船への銃撃等の事件は15件におよび、16隻が攻撃された。
1953年(昭和28年)1月12日、韓国政府が「李承晩ライン」内に出漁した日本漁船の徹底拿捕して以後、日本漁船の拿捕や
銃撃事件が相次ぎ、日本の漁業従事者に死傷者が多数出る事態となった。
同年2月4日には第一大邦丸事件が発生した。済州島付近で同船の漁労長が韓国側に銃撃を受け死亡。また日本人漁師の
瀬戸重次郎が殺害されている。
同年4月20日には韓国の独島義勇守備隊が、竹島に初めて駐屯。6月24日、日本の水産高校の船舶が独島義勇軍守備隊に
拿捕される。6月27日に日本の海上保安庁と島根県が竹島調査を行い、「日本島根県隠岐郡五箇村」の領土標識を建て、竹島
に住み着いていた韓国の漁民6名を退去させた。すると、7月12日に竹島に上陸していた韓国の獨島守備隊が日本の海上保安庁
巡視船「へくら」(PS-9) に90mの距離から機関銃弾200発を撃ち込む事件が起きる。
以後、韓国は竹島の武装化を進め、日本の艦船の接近を認めていない。日本政府はこの韓国による竹島を武装化する動きに
抗議しているが、韓国側は「内政干渉」として退けている。
なお当時韓国には拿捕の法的根拠である漁業資源保護法は施行されておらず、日本漁船拿捕は国際法また韓国国内法においても
非合法的な行為であった。この韓国の行為に対して日本の水産庁は「他国の類似事例とは比較にならないほど苛烈」と評した。
また、韓国李承晩体制下に行われたかかる行為を、1960年駐日米国大使ダグラス・マッカーサー2世は、国務省への機密電文の
中で「国際的な品行や道徳等の基本原理を無視した実力行使の海賊行為」と表現し、「日本人は李承晩の占領主義的手法で苦
しんでいる」と訴えている。