これ以上のバカはいない

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傷つき癒やされることのない韓国人の心



さて、先週の8月14日、フランシスコ・ローマ法王訪韓した。
光化門の前の大通りは封鎖され、道路規制が厳しく敷かれたなか、庶民派と言われる法王はさっそうと
「ソウル」に乗ってやって来た。



ローマ法王の訪問を熱烈歓迎した韓国人だが・・・



「ソウル」を選んだ理由は、小型多目的車として法王の清廉なイメージに合致し、韓国の小型モデルでは
安定性と実用性の面で最も優秀だからという。

 

韓国のカトリック信者数は531万人と人口の約10%(世界的には5番目に信者が多い)である。

 

韓国ではプロテスタントと仏教信者がそれぞれ約30%ずつ占めているので、相対的にカトリック信者は少
ない方である。それでも法王の人気は予想以上にあった。

 

おかげで「ソウル」を販売しているキアの株価も上昇した。内需販売の促進や8月の欧米市場での販売に
ポジティブな影響を与えると見られたからだ。これで何かの偽物というレッテルも剥がれることだろう。

 

今回ローマ法王訪韓した理由は、男尊女卑と王朝時代の身分差別を乗り越え信仰を受け入れ朝鮮時代に
殉教した聖人たちを列福するためなのだが、ちょうど今セウォル号(今年の4月に沈没した船)問題や
慰安婦問題など様々な憂いを抱え、国民の鬱化が進んでいる韓国に一縷の希望を与えるきっかけになった
と言える。

 


法王は、セウォル号の真相を究明してほしいとデモをしている遺族たちや慰安婦の人たちに毎日のように
会って彼らの心を癒やす言葉や祈りを上げた。彼の行く先々で「ビバパパ(VIVA PAPA)」の歓声が上がり、
彼の一挙手一投足に熱狂した。

 


韓国人は宗教を超えて法王の訪韓を熱烈に歓迎したが、8月15日列福ミサが行われているすぐ近くでプロテ
スタント教会の人たちが、カトリック教皇制度に反対するという集会を開いていたのも事実だ。




セウォル号の遺族の人たちは、法王が訪韓している4泊5日の間、毎日法王に謁見することができたが、
大統領は事故が起きてから120日以上の間、たった1日しか会っておらず、真相究明もされていないことに
怒りを感じている人もいる。



法王が去ってみれば、癒やされた心も束の間だった。
 


結局、法王の訪韓により韓国人たちが感じたのは、現在の韓国社会にはこのような癒やしを与えてくれる
リーダーがいないということだ。
従って、先週紹介した過去の英雄(李舜臣)や外国人の法王に依存してしまう。

 


法王が残した希望のメッセージなどは一時期韓国人の心を癒やしてくれたが、それを一部の政治家たちは
内政干渉と受け止めているようだ。

 


聖書を引用して「兄弟の罪は何度でも許すべし」と言った部分が拡大解釈され「北朝鮮の政権を無条件に
許し、いくらでも援助すべきだ」に聞こえるといったこじつけを言う極右の人たちもいる。

 


そして、左寄りの発言をする法王によって、朴槿惠大統領が侮辱されたとまで言う主張も出てきた。

 

結局、夏祭りの後にゴミがたくさん残ってしまうように、法王の美しいメッセージは色あせてしまい、
現実の問題だけが山積みになってしまった。



→ http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41529?page=3


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ホントにバカ、救いようの無いバカ、果てしないバカ
これ以上のバカはあり得ないほどのバカ
それがバ韓国という国・・・。