中山大障害(JG1)
アポロアーベリックが、強力な関西馬に8馬身差をつけての圧勝。
伏兵(5番人気)とは思えない逃げ切り、快走でしたね。
中山は未勝利戦を勝って以来です。
しかし1頭落馬で競争中止になりましたが、その他15頭が難所
である大竹柵障害などを無事に飛越した際に、スタンドから拍手が
沸くのは、いつものことですが、いいですよね。
ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(G3)
稍重の馬場を、千米通過が1:03.6、後半の千米が1:00.7。
前後半で3秒も違う、完全に上がりの競馬になりましたね。
レースレベル、というか面子は例年と較べて、少し低いかな?いや低い!
という印象。
勝ったワンアンドオンリーは、未勝利を3戦目で勝ち上がり、東スポ杯
2歳Sを6着での参戦。
新馬戦、未勝利戦を勝ったばっかりの馬より、ここが6戦目でありレース
慣れに加えて、ルメール騎手の好騎乗もあっての勝利ですね。
今日のレースを見る限り、ここからクラシックへの扉を叩いた馬はいない
ような感じですね。
[有馬記念(G1)]
さて、年末恒例の国民的行事となっている有馬記念。
普段は馬券なんか買わない人も、宝くじ気分なのか、当日に競馬場やウインズに
行く人に馬券の購入を頼む人もいらっしゃいます。
個人的には数あるG1の中で、3本の指に入るくらい好きなレースです。
天皇賞(秋)→ジャパンカップ→有馬記念、と続く古馬G1路線の掉尾を飾る
大一番であり、ファン投票で選ばれし馬達の、中山2500mというトリッキー
なコースで凌ぎを削る、騎手の駆引きも堪能できる、実に楽しみなレースです。
しかし、古馬秋のG1路線で、“有馬記念が大目標”という馬はいません。
最近では、マツリダゴッホくらいかな?
秋天・JCというタフなレースをこなしてから、どれだけお釣りが残っているか
そんなところも、予想を難しくさせるところですね。
更に近年では、有力馬が凱旋門賞に挑戦して、そこからの参戦という馬も
出てきました。 そう、オルフェーヴルですね。
凱旋門賞はタフなコースでのタフな闘いになりますので、そこでお釣りを残さずに
走ったために、馬に反動が出て、調子が戻り切らない馬もいます。
そう、キズナですね。
今年のダービー馬にして凱旋門賞3着のキズナ、JC連覇という偉業を達成した
歴史的な牝馬ジェンティルドンナは有馬記念を回避し、来年3月のドバイを目指し、
エイシンフラッシュは故障・引退。
天皇賞(秋)で目が覚めるような激走をしたジャスタウェイも回避。
G1馬はオルフェーヴル、ゴールドシップ、トーセンジョーダンの3頭だけに
なってしまいました。後は有力なG2を勝った馬などです。
なんとも優勝賞金2億円のレース、JRA最後のG1レース、ドリームレース、
ファン投票、ということを考えると、余りに寂しいメンバーです。
オルフェーヴルは、最終稽古では時計は出ているものの、準オープン馬と一杯に
合わせての追走併入。 稽古駆けするオルフェーヴルらしくありません。
まぁ、これが引退レースで来春から種牡馬になる馬に、重い負荷はかけられません。
面白いのがゴールドシップ。この馬特有のレースを止めてしまう癖を矯正する
ためにブリンカーを付けての参戦。 吉とでるか・・・。
天皇賞(秋)を驚異のレコード勝ちしたトーセンジョーダンは、既に7歳になり
ますが、前走で切っ掛けを掴み、ほぼ万全の状態での出走です。
この馬には内田騎手が合っています。 ただフルゲートの大外枠は不運でした。
馬券は難しいですね。
しかし好調時と較べてイマイチであっても、能力では抜けた存在のオルフェーヴル
を中心視するしかないでしょう。オルフェーヴルには池添が合っています。
馬券は馬連で手広く。
6−(1・2・3・4・5・9・10・14・15・16)