日曜競馬 展望

競馬


朝日杯FS(G1)よりも翌年のクラシックに繋がると言われている
ラジオNIKKEI杯2歳ステークス。


今年は出走馬7頭という、戦前から興醒めするようなレースでしたね。
名牝シーザリオの仔・エピファネイアが何とか勝ち、これで3連勝です。
新馬戦→京都2歳S(OP)→ラジオNIKKEI(G3)と、
本来なら堂々と来年のクラシック候補と名乗り上げるところでしょう。
しかし今年は、朝日杯が超ハイペースのおかげで、レース自体が崩れて
しまい、勝ち時計は平凡。
ラジオNIKKEIは逆に千米通過が66.0秒という新馬戦でもお目に
かかれないような超スローペース。
年内は「来年はこの馬で!」という馬は見つけるのは、難しいかもしれま
せんね。まだ2日間ありますけど。
その意味で明日のホープフルステークスは楽しみですね。



阪神5R・制裁状況]
四位 洋文騎手は、第5回阪神競馬第7日5レースで17番ブリュネット号
に騎乗したところ、決勝線手前で7完歩ほど追う動作を緩め3着(2着との
着差はハナ差)となりました。
四位騎手本人から事情聴取を行うとともに、パトロール映像を精査した結果、
この行為は騎手としての注意義務を著しく怠った油断騎乗であると認め、
騎乗停止30日としました。
(JRA)



馬鹿だねぇ、四位は。
1着は無理でも2着にはなれそうだな、とでも考えたのでしょうか。
結果的に2着馬が並んできて慌てて追っても、もう遅い。
四位には忘れられない前科があります。
皐月賞タニノギムレットに騎乗した四位は、ゴール手前で腰を上げて
追うのを止めてしまいました。結果は3着。
馬券を買っているファンにしてみれば騎乗停止30日でも甘いと思いますよ。




[有馬記念(G1)]


あ〜、もう有馬記念ですか。
でも、いつもの“有馬記念モード”の気分じゃないですね。
例年なら「有馬記念ファイナルステークス」で年内の競馬を閉めるところ
ですが、今年は有馬記念の翌日にも中央競馬開催! ですもんね。
いつもは特別な有馬記念も、他のG1競走と同じくらいの感慨になってしまい
ますよね。
有馬記念 G1ファンファーレ。
夕暮れ間近の晴れた、しかし初冬の風は冷たく、ピーンと張り詰めた緊張感。
競馬ファンとしてこの1年が走馬灯のように蘇ってきます。
嗚呼、今年も日曜競馬は皆勤賞だったな(笑)とか、思い出に残ったレースとか。
有馬記念はNHK総合で全国放送するからではありませんが、昔から国民的行事
として開催されてきました。
普段は競馬もしないし馬券も買わない人が、同僚などに馬券を頼むのも珍しく
ありませんよね。もう、ほとんど宝くじ気分。
で、今年の有馬記念です。
有馬記念の難しいところは、秋のG1戦線で有馬記念を目標とする馬は皆無と
いってもいいでしょう。目標はあくまでもジャパンカップであり天皇賞
毎日王冠京都大賞典をステップに、秋のG1ロードを駆け廻ります。
そして、激戦を走り抜いて、残ったお釣りでぶつけるのが有馬記念です。
一筋縄ではいきません。
有馬記念を大目標とした中山好者のマツリダゴッホは、例外的存在ですね。
しかし、今年は例年になく各陣営はヤル気になっている気がします。
調教欄を見るとほとんどの馬が、本番で騎乗する騎手が稽古をつけています。
騎手も馬も一生懸命に研鑽を積んで出走するようです。




菊花賞をレコードと0.2差で勝ったゴールドシップ
レベルの高い3歳馬世代を代表する馬ですね。
皐月賞菊花賞の二冠を手土産に出走します。
同世代同士ですが、これまでの成績は(6・2・0・1)。
最後の「1」はダービーで 1-1/4 差で負けたものです。
ただし、この時は上がり33.8と最速でしたが、如何せん
位置取りが後ろ過ぎました。
ダービー後は休養し、神戸新聞杯菊花賞有馬記念と、
ローテーションも申し分ありません。
この今年大活躍したステイゴールド産駒に期待します。
怖いのがビートブラックの逃げ。最近はパッとしませんが、春の天皇賞
ディープインパクトの持つレコードに僅か0.4秒差で勝っています。
不思議なことに、逃げ・先行馬3頭とも同馬主。
恐らく、アーネストリートレイルブレイザーより前で逃げをうつ公算が
強いですね。ルルーシュ横山典騎手)も無理には絡まないでしょう。
長距離線のスタミナとスピードを持っているので、大逃げを打って
後続を幻惑させれば、「穴なら人気薄の逃げ馬」の格言が生きるかもしれません。
そしてそれ以上の穴馬は、不振が続くローズキングダム
もう終わっているかもしれませんが、朝日杯やJCを制した馬。
気楽に乗れる岩田騎手の一発も捨て難いですね。
そしてゴールドシップのマクりが決まるかどうか。



馬券は馬連
13−(1・2・3・8・9・10・14・15・16)