対シナに万全を期す

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保守優勢、対日強硬の習−李政権 富国強兵に邁進



17日閉幕した全国人民代表大会全人代=国会)で10年に1度の中国の政権交代が完了、習近平国家主席
李克強首相を中心とする新政権が発足した。
太子党(高級幹部子弟)の習主席は昨秋の中国共産党大会で総書記兼中央軍事委員会主席に就任、「中華民族
の偉大な復興」を唱えて富国強兵路線を邁進している。対照的に共産主義青年団共青団)出身の李首相は経済
改革論者として知られているが、今大会でも指導力不足を露呈した。
習−李政権は、既得権益を占有する太子党江沢民元主席ら上海閥主導の保守色濃厚、かつ日本に強硬な政権
となりそうだ。


中華民族の偉大な復興という中国の夢を実現することは国家の富強、民族の振興を図ることだ」。
このためには「愛国主義を核とする民族精神を高揚せねばならない」−。習主席は閉幕日の演説でこう強調した。

 

最近、習主席が昨年末の広東省訪問時に語ったとされる未公開談話が流布している。「ソ連崩壊は共産党が自らの
歴史を否定し、党の軍隊を国家の軍隊に変え、党の武装を解いたからだ」というのがその要旨だ。
習主席は中国共産党政権がソ連の二の舞いを演じるのを防ぐために、しきりに民族主義を鼓吹しているようにみえる。

 

今回の全人代では国防費が25年連続の2桁増(当初予算比)の約7406億元(約11兆3千億円)を記録、
さらに国内の治安維持にあてる公共安全予算は2年連続で国防費を上回った。実際の国防費は公表額の約2倍と
されるとはいえ、政権に対する国内の脅威がいかに大きいかを物語っている。



習主席主導の富国強兵策が着々進むのとは対照的に、李克強首相が取り組んだ政府9省庁の削減は結局、わずか
2省庁の削減にとどまった。太子党既得権益層の抵抗の大きさを示しているが、李首相の力不足は否めない。

 

“殺人的”な環境破壊への対策費を3286億元(約5兆円)と12%増やしたものの、治安維持費の半分にも満たない。

 

それでも胡錦濤前主席率いる共青団派は副首相に劉延東、汪洋の2人を押し込み、政府部門では優位に立った。
日本滞在歴のある李首相をはじめ劉、汪の両副首相は「知日派」(日中関係筋)として知られている。
日中関係は悪化の一途だが、日本はこのあたりに着目する余地がありそうだ。



→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/130318/chn13031800520002-n1.htm



あぁ〜あ。日本列島と島々を背負ってハワイの近辺に引っ越したい
気分ですな、ホントに。
ソ連崩壊は共産党が自らの歴史を否定し、党の軍隊を国家の軍隊
>に変え、党の武装を解いたからだ
因みにご存じの通り、シナ人民解放軍中国共産党の軍隊であり、
最高指揮権は党中央軍事委員会主席にあります。
国家ではなく政党が軍隊を持つ、摩訶不思議な国ですな。
シナは益々、保守化・右傾化・民族主義化・暴力的覇権主義化の道を
進むことになります。
習主席ほか首脳陣は、何かと欲求不満の人民に対して、民族の誇りを
鼓舞するようなことを言い続け、政権の味方にするつもりです。
ただし、右傾化・民族主義鼓舞といっても、風呂敷を広げるのは得意でも、
それを収めるのがヘタなのがシナ政府なんですよね。
日本は防衛力にみならず、対シナ対策に万全を期すことが求められます。