日曜競馬 回顧

競馬



[秋華賞(G1)]




前半62.2−後半58.2 と、超スローの上がり勝負になりました。
良馬場での勝ち時計が、2:00.4という過去10年では見当たらない
遅い時計でした。
前半はヴィルシーナがハナを切って、向こう正面からは余りのスローを
見越して小牧騎手のチェリーメドゥーサが離し逃げの戦法に出ました。
しかし、事実上のハナはヴィルシーナです。


フルゲート18頭、淀小回り2000m、1枠1番、包まれるのを嫌がって
また、ジェンティルドンナより前で競馬をして、かつレースの流れを
支配しようとした内田博幸騎手は流石ですね。
4コーナーを過ぎる頃には、「もしや?チェリーメドゥーサ?」と思いましたが
ヴィルシーナが末脚を伸ばし、道中中団のジェンティルドンナも猛然と
スパートを駆けます。最後は実力馬2頭のマッチレースは見応えがありました。
結果、上がりが33.1のジェンティルドンナが33.9のヴィルシーナ
ハナ差交わしての勝利です。
これで、桜花賞オークス→ローズSに続いて、同じ馬によるワンツーですね。
上記2頭には敵わないにしろ、古馬1000万下を勝ち、1600万下でも僅差3着の
上がり馬・アロマティコは立派ですね。
古馬1000万下、1600万下を勝てば、秋華賞では十分に勝負になります。
因みにチェリーメドゥーサ(5着)は、古馬混合1000万下を勝っての参戦です。
しかし、これだけのスローでも岩田騎手は中団に拘ってました。
もう少し前でも十分に折り合えるのじゃないかと思いましたよね。
最後、届くのかどうかハラハラドキドキでしたよ、そりゃ。
3連単が1着固定勝負ですもんね。
しかし、このスローを4角まで中団にいながら、差し切るのは至難の業ですよ。
いずれにしても、三冠牝馬に輝いたジェンティルドンナに祝杯ですね。
いや、祝杯ならノーザンファーム(社台系)でしょう。
だって、生産馬がワン・ツー・スリーですもん。
そして、ジェンティルドンナとアロマティコの馬主は、ノーザンファーム直結の
サンデーレーシングです。
G1競争が、また『社台の運動会』となってしまいましたね。



14−(1・4・15・17)−(1・2・4・10・15・17) 20点
3連単・20点で、3,660円 
まあ、圧倒的1番人気と実力拮抗の2番人気で決まったワケですから
これで良しとしましょうかね。




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