日曜競馬 展望

競馬

[宝塚記念(G1)]


この春のG1戦線は人気馬に裏切られる、というか穴馬の台頭が目立つような
気がします。 てか、そんなの毎年のことですね。
同一G1の3連覇という偉業が、手を伸ばせばすぐ届くまでのところにいます。
因みに、余り話題にはなりませんが、◎ゴールドシップは、G2の中でもレベル
の高い阪神大賞典を既に3連覇の偉業を達成しています。
まず、コース適性。阪神コースは(6100)と文句なし。
レース自体は、2連覇中。
枠順は、この3年間で一番出走頭数が揃いましたが、過去2回は今回と同じ
大外から2番目。
ゴールドシップの場合、互角にゲートは出るも、その次の2完歩目、3完歩目が
遅いので、自然と後ろからの競馬になる傾向が多いですね。
ヘタに内枠に入るのではなく、外で1コーナー過ぎくらいまでにマイペースで
折り合いに専念すべきでしょう。
最近のこの馬の戦法は、ラスト約5ハロンからのマクリ、消耗戦ですね。
しかし。ステイゴールドが自身の馬格に成績を考えると、よくこのような馬を
排出してくれるものだと感心します。それともメジロマックイーン
余談ですが、ファン投票1位で、実際のレースでも1番人気に支持された馬は、
最近10年の宝塚記念で(3200)
色々な意味で条件が揃ったようですね。



そうなると、相手が難しくなりますね。
梅雨時の阪神らしいタフな芝は、2200mの距離以上のパワーや、スタミナを要求
されます。
最近10年のレース上がり平均は「36秒19」であり、ゴールドシップの35秒2が最高です。
2013年 35.2(38.0)、2014年 35.2(35.6)。間違っても34秒台は出ないでしょう。
その消耗戦に耐えられる馬。
今回は牝の有力馬が出走してきました。
デニムアンドルビーヌーヴォレコルトラキシスですね。
中でもラキシスは、不良馬場の産経大阪杯を、キズナ以下を寄せ付けずに勝ちました。
デニムアンドルビーは3歳時の頃とはいえ、ジャパンカップジェンティルドンナ
ハナ差2着があります。
消耗戦に耐えられるかもしれません。



馬連
15−(5・6・7・11・13・16)

3連複(15点)
15−(5・6・7・11・13・16)−(5・6・7・11・13・16)



【追伸】

出走馬16頭中、13頭が社台系。
9頭がノーザンファーム、2頭が社台コーポレート、2頭が社台ファーム
社台の努力は認めつつも、なんかなぁ〜。



(前略)


そしてレース当日、(ダイナ)アクトレスに勝つには逃げしかないと
考え、装鞍所で加藤(和宏騎手)に話しかけた。
「ハナにこだわってくれよ」
「うん・・・・・」


(中略)


その夜、加藤(和宏騎手)が厩舎に顔を出し、ハナに行かなかった
ことを僕がなじると、ようやく答えてくれた。
『吉田(勝己)さんに言われたんだ、(ダイナ)アクトレスをハナに行かせて
くれって・・・』
(ダイナ)アクトレス、(ダイナ)カンパリーと2頭出ししていた社台にとって
2頭が競り合った結果バテてしまい、共倒れになることはもっとも避けたい
展開だった。



別冊宝島464
「完全版 20世紀 名馬大全」
から転記。