日曜競馬 回顧

競馬



[ジャパンカップ(G1)]


http://www.youtube.com/watch?v=IaFm5txu6Yk:movie,w600




1000m 通過が、1:02.4
レースの前後半が、1:15.2−1:10.9→2:26.1
前後半の差が4.3秒も違う、余りに珍しい超ドスローペースに
なりました。こんなラップ誰が予想したでしょうか。
余りの遅さに、ジェントルドンナ騎乗のRムーア騎手も、折り合うのに
苦労していましたね。天皇賞(秋)のような掛かりようでした。
名手ムーア騎手も腕力で手綱を短く持って折り合いに専念しました。
道中先団に構えて、上がり33.9では、他馬には陰も踏ませなかった
ハズでしたが・・・。
しかし、やはり並みの名牝ではありません。
これで初のジャパンカップ連覇の偉業を達成しましたね。



2着のデニムアンドルビーですが、JCをG1馬でもない3歳牝馬
連対するなんてね。53キロを有利につけて、上がり最速33.2で
あわやジェントルドンナを差し切るところでした。 着差はハナ。
本当に浜中騎手は乗れてノッテいますね。
まぁ人気薄だから自分の競馬に徹することが出来たのでしょう。
デニムアンドルビーはG1馬ではありませんが、世代トップクラスの
馬であることは違いありません。
しかし、G1馬でもない3歳牝馬に先着を許した古馬と騎手は猛省
しなさい!



分からないのが、逃げたエイシンフラッシュデムーロのお手馬なのに
何故逃げた? それも超スローで?
エイシュンフラッシュはハイペースの差し馬ではありません。
スローペースを、上がり32秒台〜33秒台前半で差し切るのが得意
としている馬です。
そのスローペースを自ら作り、主導権を握りたかったのでしょうか。
名手にこんなこと言うのは恐縮ですが、これは失敗作でしょう。
どうせ何がハナを切ってもスローペースなのだから、中団で脚をために
ためて、直線を32秒台で差し切るのが本来の姿でしょう。



イチかバチかの馬であるゴールドシップは、どうしたのでしょう。
海外遠征もなく、国内で大事に使われてきたのに15着惨敗。
今日は良い時のゴールドシップではなく、道中は余りに反応が
悪過ぎましたね。 私は4コーナーに入る前から、残念ながら
この馬を諦めました。
ゴールドシップの競馬は王道ではなく、自己流の競馬です。
スタートは互角、行き脚つかず他馬から遅れてしまう。結果的に
最後方あたりからの競馬になり、4コーナー手前から進出開始で
マクって直線一気で勝負の馬ですね。
そして、ハイペースなどのレースで底力を試されるようなレースが
得意で、スローペースは苦手。
今回は幾ら何でもの成績なので、原因を知りたいものです。
気難しさが出たのか、脚に異常が発生したのか、さてさて…。



“2強”といわれる競馬は、どちらかがコケてしまう例は多く
“3強”といわれる競馬は、その3頭の争いになる例は多いい
のですがね・・・



さて、来週から12月の中山・阪神開催。
中央競馬もオーラスにさしかかります。
頑張らなければ!!!