英雄列伝

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陸自第119教育大隊(宮城)有馬勝彦2等陸曹(41) 
津波の中18人救助「訓練生きた」



東日本大震災の大津波に遭遇したのは午後4時ごろ。宮城・多賀城駐屯地に到着する直前だった。
目の前の高さ1メートルほどのフェンスに上ったが、押し寄せた大津波の濁流にのみ込まれ、体の
自由を奪われた。「身を委ねるだけ。ダメかな」と死の予感もよぎった。



直後に、溺れていた年配の女性の襟をつかみ上げた。
津波の圧倒的な力に女性が覚悟を決めたように言った。「私はもう駄目だわ」。気が付くと、
「諦めるな」と懸命に励ましていた。

 

もう一方の腕では、射撃訓練帰りの重装備でほとんど沈みかけた、同じ駐屯地の自衛隊員をつかみ上げた。
2人と一緒に流されること約300メートル。奇跡的に民家1階の屋根に救われた。

 

周囲からは助けを求める漂流者の声。偶然流れ着いた木材の束をいかだ代わりにして、翌朝までに
18人を救助した。

 

「助けてという女性の悲鳴に何とかしなくてはの思いだけ。不思議と寒さも感じなかった」。
使命感に突き動かされた活動の詳細は、救助された人々のメモや記憶で、後になって分かった。

 

「いつ何が起きても動けるよう訓練してきた。これが生きた」と笑う。
青森県浪岡町(現青森市)の農家の出身。家族は妻と娘2人。銃剣道のため筋トレを欠かさないという
たくましい両腕が、日頃の訓練の証拠だった。


→ http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120923/plc12092323010004-n1.htm


なんだかんだ言っても、有事の際に頼りになるのは
他ならぬ自衛隊ですね。
これからも宜しくお願いします。(^.^)/~~~