「ダイイング・アイ」
東野圭吾 著

誰もが少しずつ嘘をつき、
誰かを陥れようとしている。
記憶を一部喪失した雨村慎介は、自分が交通事故を起こした過去を知らされる。
なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろう。
事故の状況を調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。
しかも、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める……。
俺をみつめるマネキンの眼。
そいつは、確かに生きていた。
帯に書いていますが、「許さない、恨み抜いてやる。しかし、加害者は忘れていた。」そのままの物語です。
また、再読本です。本に挟んでいたレシートによると2011年1月28日に購入していますね。文庫本として発刊されたばかりですが、その頃に読んだのでしょう。
ストーリーも程よく忘れていたので、結末が確か衝撃的だったかな、そんなつもりで再び手に取りました。やはり衝撃的な結末でしたね。再読する価値はあったかと思います。
主人公・雨村慎介は何者かに襲われ、頭に重傷を負って入院。犯人は慎介が交通事故で死なせてしまった女性の夫だった。怪我の影響で一部の記憶を無くしてしまった慎介。失った記憶を取り戻す為に、過去の事故を調べ始める。しかし、思い出そうとすると周囲がざわめき始めます。思い出さないでいい、と。交通事故により非業の死を遂げた女性の「目」が怨念となって残り、不思議な事が起こる。本当の加害者とは、被害者とは・・・。慎介に近づくミステリアスな女性・瑠璃子の正体とは?
東野圭吾著作にしては、これはホラーミステリーとのカテゴリーでしょうか。内容的に現実離れしている、科学的ではないとの評価はありますが、それがどうしましたか?って感じです。面白ければ、楽しめれば、スリルを味わえば、オカルトちっくでも、不気味なオチでも、全て許されると個人的には思っています。
★★★★☆
