自然災害の爪痕

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全国の死者24人、不明54人 台風12号なお警戒必要


四国、中国地方を通過した大型の台風12号は4日未明、山陰沖の日本海に抜けた。
紀伊半島は記録的な大雨となり、朝日新聞社が集計したところ4日夜までに和歌山、奈良、三重
3県で計20人が死亡、51人が行方不明になっている。
全国では計24人が死亡、54人が行方不明。台風の動きが遅く、5日も東日本や北海道で断続的
に激しい雨が降る恐れがあり、気象庁は警戒を呼びかけている。
被害規模は、98人が死亡・行方不明になった2004年10月の台風23号以来の大きさ。

 
同庁によると、4日までの3日間の累積雨量は、奈良県上北山村で1652ミリ、同県十津川村
で1303ミリ、三重県大台町で1519ミリを記録。いずれも観測史上最大になった。
和歌山県新宮市三重県熊野市では4日明け方、1時間あたり130〜100ミリの猛烈な雨が降った。

 
紀伊半島では土砂災害や河川の氾濫(はんらん)が相次いだ。道路の寸断などで捜索・救助活動は
難航しており、さらに被害が拡大する恐れがある。

 
平野達男防災相は4日夜、政府の非常災害対策本部の会議後に記者会見し、「紀伊半島では連絡が
取れない場所もあると聞いている。まずは上空から確認することが第一段階。そういったことを
やらないと、まだ(被害の)全貌(ぜんぼう)が明らかにならない部分がある」と述べた。

 
和歌山県警によると、同県では15人が死亡、28人が行方不明。
同県によると、5日午前0時現在、田辺、新宮両市など4市町で約4700人が孤立している。

 
同県那智勝浦町では住宅が土石流で流されるなどし、8人が死亡、13人が行方不明。
隣接する新宮市でも2人が死亡、6人が行方不明という。
田辺市伏菟野(ふどの)地区では4日午前0時40分ごろ、大規模な土砂崩れが起き、民家6軒が
巻き込まれた。住人の山本正江さん(69)が死亡、4人の行方がわからなくなっている。


→ http://www.asahi.com/national/update/0904/OSK201109040066.html



これ以上の被害が出ないことを祈るばかりですね・・・。