[有馬記念(G1)]
ウオッカ、ロジユニヴァースなどが出走しない有馬記念でしたが、
実に面白い、G1らしい引き締まったレースを拝見させて貰いましたね。
リーチザクラウン(武豊騎手)がハナを切って作ったペースですが
千百米通過が64.5 二千五百のレースにしては確かに、
やや早いペースでしょう。
全ラップですが、
6.8 - 11.0 - 11.2 - 11.3 - 11.9 - 12.3 - 12.6 - 12.3 - 12.5 -
12.1 - 12.0 - 11.7 - 12.3
一番緩んでも 12.6 が1回だけという緩みない厳しいペースですね。
結果的には、武豊騎手・リーチザクラウンの大失敗(13着)ですが
やはり力ある馬が前を引っ張るレースは、本当に引き締まりますね。
騎手と馬の実力が素直に出る、言い訳無用のような、そんなレースです。
因みに、リーチザクラウンはマイル路線を歩むそうですが、心身のバランスが
取れない限り、それも厳しいかなぁ。
◎ドリームジャーニーはスタートで安目を打ってドン尻からのレース。
ただ池添自身、レースのペースの流れを読んで、他馬の動きに乗じない
自分の馬が一番その力を発揮するレースをしましたね。 立派です。
この大一番で出遅れを焦らずに、冷静に対処したのが良かったですね。
力で制した春秋グランプリ制覇、これまた立派ですねぇ〜。
父ステイゴールドから勝負強さと強烈な末脚、
BMSメジロマックィーンからスタミナと距離の融通性を授かったのでしょう。
3コーナー前から馬群がグッと詰まってきても、まだ中団の後方待機。
4コーナーを回ってからの末脚はお約束的な素晴らしいものでしたね。
因みに、道中最後方のエアシェイディ(8歳・後藤騎手)が、やはりペースを
読んで自分の競馬に徹しての3着、これも立派でしょう。
道中最後方を進んだ2頭が1着3着ですので、やはり厳しいペースであり
レースだったんですね。
最大のライバル・ブエナビスタ(横山典弘騎手)も、王者が勝ちに行くような
正々堂々とした競馬に徹しましたね。 横山騎手らしい騎乗ぶりです。
この厳しいペースを先団インを追走して、4コーナーでスパートを掛けましたが、
如何せん、有馬記念における3歳牝馬の壁(ヒシアマゾン、ダイワスカーレット)
でしょうか、1/2差まで縋りつくのが精一杯でした。
しかし、3歳牝馬が挑戦者として王道の競馬での僅差2着ですから
レッドディザイアー共々、今年の3歳牝馬のレヴェルの高さを証明しましたね。
その中でもブエナビスタは、間違いなく今年の最優秀3歳牝馬ですね。
馬券的にはトリガミ(苦笑)でしたが、いいレースを見られて満足です。
(一時、ドリームジャーニーとブエナビスタ2頭軸の3連複も考えましたが
止めました。ちょっと後悔 …。)
[ファイナルステークス(OP)]
終わりよければ全てよし(笑)
△エーシンフォワード vs ◎フィフスペトル 馬連1,320円
まぁ人気馬同士でしたが、馬券を取れて何よりです。
強いてケチをつけるなら、藤岡佑騎手は少し駄乗でしたかね。
インを突いたのはイイとしても、何回か前が詰まる不利を受けましたね。
それさえなければ、勝っていたかもしれません。
ま、馬券は馬連でしたので、結果的にどっちでも構わないのですが。
さて、今日で中央競馬も終わりました。
終わったからといって、気を抜いてるヒマなぞありません。
平成22年1月5日の東西金杯、そして週末の3連続開催!
この年末年始は英気を養っておくことにしましょうかね(笑)。