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『“返済猶予”亀井に激励殺到 手紙送った
経営者2人を直撃』


亀井静香金融・郵政担当相がブチ上げた、借入金返済猶予(モラトリアム)
制度の創設問題。
金融機関が反発するなど大論争となっているが、亀井氏には3000通に
迫る激励の手紙やメールが殺到しているという。
亀井氏に手紙を送った企業経営者2人を直撃した。



まず、都内で映像関連会社を20年近く経営するAさん。
「亀井さんがテレビ番組で、悲惨な中小零細企業の話をしているのを見た。
『庶民の目線まで下がってくれる大臣がいたのか』と感激し、手紙を書いた」

と語る。

 

毎年1億円近い売り上げがあったが、昨年の金融危機以降、半分に落ち込み、
今年上半期に初めて赤字を計上した。
スタッフらへの給与支払いなどのため、金融機関に融資の相談をしたが、
貸し渋りにあったという。

 

「大手銀行など冷たいもの。地元支店に申請書を提出したが、詳しい経営状況も聞かない。
別の部署が書類の数字だけを見て『融資不可能』と通知してきた。
地方銀行信用組合も厳しい。苦しい時こそ金融が必要なのに…。
以前は人間的な銀行員も多かったが、最近は機械的になった」

 

「私は70歳を過ぎているが、融資やローンに年齢制限があるのもおかしい。
融資を受けられても1回の返済額が上がっている。
高齢者が最後まで元気に働ける社会にすれば、医療費の増加も抑えられるはず」

 

最近、Aさんの会社には、いわゆる「トイチ」の金利で金を貸すという闇金業者の
ファクスが数多く届くという。

 

神奈川県内で30年以上、バス会社を経営するBさんは
「亀井さんには頑張ってほしい。批判している評論家やエコノミストは、
中小零細企業の惨状を知らない。『代わりに経営してみろ』と言いたい」

と語った。

 

ここ10年ほど厳しい経営状況だったが、昨年秋以降、さらに売り上げは
2割落ち込んだ。
数十人の給与を支払うため、自分は半年以上も給与を受け取っていないという。

 

「銀行融資を受けるため、信用保証協会に行くと
『赤字だから』『リスケジュール(債務返済の繰り延べ)している』
などと理由をつけて保証してくれない。
保証協会は、中小企業の駆け込み寺ではなかったのか」

 

「家族を合わせれば100人以上の生活がかかっている。私には会社を守る責任がある。
金融機関や保証協会にも、企業を育成し、雇用を守る社会的責任があるはずだ」

 

今回の騒動、どうも「モラトリアム」という言葉が一人歩きして、ハレーションを
起こした面がありそう。

 

AさんもBさんも「借金棒引きは求めていない」といい、
貸し渋り貸しはがし対策でいいから実現してほしい」
「3年以下でも返済猶予してくれれば助かる」

と語っている。


→ http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20091008/plt0910081613004-n2.htm


所詮、銀行って金があるところにしか貸しませんから。
担保云々じゃありませんね。
『雨の時には傘を貸さず、晴れになったら傘を貸す』ってさ。
ほとんど預金額見合いでしか貸さないような気もしますけど …。
資金が必要な会社ではなく、資金に困ってない企業に対して
頭下げて貸し付けてないッスか?
ていうか、モラトリアムを実施すれば必然的に不良債権が生じるでしょう。
この不良債権に対する公的支援・措置がないと、単なる貸し渋り
貸し剥がしを助長して、中小零細企業が一層追い込まれる可能性が
出てくるのではないでしょうか。
銀行だって、また公的資金注入など真っ平ゴメンでしょうから。



ともあれ百の理屈・理論以上に、コレは必読です!


『中小企業のオヤジと東大、京大卒の諸君へ!!』

村西とおる日記

→ http://muranishi-ch.com/new/news/blog.cgi