日曜競馬 回顧

競馬


[新潟記念(G3)]


61.8 → 57.8  1.59.6
前後半のラップ差が何と4秒!!!
上がり3Fが33.5 と、馬場を考えても前半は2歳未勝利戦
並みのド・スローペース。 完全に上がりだけのヨーイドンの競馬。
まぁ、ここまでの超スローは想定外でしたが、スローペースは
予想の段階で折り込み済み。



予想外だったのが、七夕賞小倉記念で◎にしたホッコーパドゥシャ
長い直線のヨーイドン!に適性があったということですね。
過去の実績と競馬っぷりから、小回りの方に適性があると思いました。
それに、エプソムカップから、七夕賞(福島)→小倉記念(小倉)、と
激戦をした後での、新潟記念(新潟)への遠征。疲労を心配しましたが、
タフな馬なんですねぇ。直線平坦も良かったのでしょう。
上がりの33.0も立派ですね。
これで今年のサマー2000シリーズの王者になり、馬も陣営も
頑張った甲斐があったというものですね。堂々とした王者です。
急遽、乗り替わった江田照男騎手の、穴男ぶりもあったのでしょうか。
因みに、江田照男騎手と管理する村山調教師は、競馬学校の同級生
だそうです。 これも何かの縁でしょうか。


しかし、1着からドン尻(18着)までが1秒差以内。
1着から14着までが0.4差以内。 大激戦でしたね。 
ここらへんは、ハンデ戦の醍醐味でしょうか。
ハンデキャッパーの慧眼ぶり(?)が光りましたかね。



アルコセニョーラは超スローペースを見越してか、いつもよりも
前での中団からの競馬。 ここまではナイスプレーでした。
が、しかし …、直線で前が少し詰まったのが痛かったかなぁ。
左右に馬に囲まれて、窮屈な競馬を強いられましたね。
それに内ではなく、外に出して欲しかったかな。
しかし、力は見せてくれました。
偉いのはエアシェイディでしょう。
休み明けも、トップハンデも、道中ドン尻追走も何のその、
直線では大外を最速の32.7の鬼脚を披露しての0.1差の4着。
流石に、日本競馬史上最高のレースの一つである、昨秋の天皇賞(秋)で
0.1差の5着、続く有馬記念で3着の実績はダテではありません。
次走はオールカマーでしょうかね。



[キーンランドカップ(G3)]


レース自体は、33.8 → 34.6 1.08.4と、馬場を考えれば
まぁ平均ペースより少し早かったですかね。
脚が腫れて函館SSを自重し、一度は放牧に出しての休み明け
このヘンが実績断然でも、順調さを欠き少し人気を落とした
要因でしょうか、勝ったビービーガルダン
ロケットスタートをキメて、先行直線抜け出しと、この馬の競馬に徹して
結果的には着差以上の楽勝劇でしたね。
この中に入れば、格の違いを見せ付けてくれました。
調教も良かったので、恐らく9分程度は仕上がっていたのでしょうか。



グランプリエンゼルは、まぁまぁのスタートを切りましたが
余り行き脚がつかずに、先団の後方を追走。
直線で弾ける脚があるワケでもないので、ちょっと心配しつつ
観てましたが、4コーナー手前ではマクるも熊沢騎手の手は
大きく動いて鞭を抜き、馬を励ましましたが、伸び切れませんでしたね。
恐らく、少々前走の疲れと、古馬を相手に道中で揉まれた競馬が
応えたような印象ですね。
伸び切れなかったものの、見せ場は一応作れましたので、立て直して
次走に期待でしょうか。
ただ、ビービーガルダンには決定的な差を付けられましたので
スプリンターズステークス(G1)は難しいでしょうかねぇ。