日曜競馬 回顧

競馬




[オールカマー(G2)]


余り切れる脚がない分、先行策を取らざるを得ないマイネルマクリマ。
今日は 1000m 通過が 60.5 と、理想的とも言えるスローペース。
逃げるカレンブラックヒルを前に置き、淡々と流れるレースにリズムを
合わせた戸崎騎手のファインプレー。
これぞマイネルマクリマが理想とする競馬ですね。
上がり 34.8 は上位5頭の中でも最も遅い時計です。
先行して兎に角押し切る、何もかも上手くいったレースでした。
サトノノブレスは2走ボケでしょうか。いい感じで4コーナーを回った
のですが・・・。直線半場で戦意喪失か、16着の大敗。
この不可解な負けで、秋のG1シリーズは一旦は白紙でしょうか。
それとも天皇賞(秋)に直行するのでしょうか。
それにしても戸崎騎手は凄いですねぇ。土曜日3勝、日曜日4勝と、
この週末だけで7勝。しかも、必ずしも人気のある馬に騎乗したワケでは
なく、人気薄を連れてきちゃうんだから、文句の言いようがありません。
騎手リーディング部門を独走して下さい。




[神戸新聞杯(G2)]



だから横山典騎手の騎乗方法は嫌なんだよ。
本人は、殿一気を理想と公言していますが、圧倒的人気のダービー馬を
離れた後方3番手で進ませることはありません。
ダービーのように、5〜6番手の競馬が出来るのですから。
2着サウンズオブアース(8番人気)との差は“アタマ”。
こんなの横綱相撲ではありません。後方一気など馬の脚にかかる負担を
考えるべきでしょう。
で、サトノアラジンですが、道中を中団を進み、4コーナーで前を
射程圏に入れ、直線に出たまではヨカッタのですが・・・。
東西のメインレースで“サトノ”は駄目でした。
先週の“タガノ”のように上手くいきませんでしたね。
1着ワンアンドオンリー(ダービー1位)
2着サウンズオブアース(ダービー11位)
と、セントライト記念に続いて、ダービー組の勝利に終わりました。
今年のダービーって、レベルが高いのですね。