『赤々煉恋(せきせきれんれん)』朱川湊人著

人間の赤裸々な欲望、妄執を巧みな文章で書き綴った、直木賞作家・朱川湊人の新機軸。最愛の妹を亡くした女、雨の渋谷で死んだ同級生を思い出す男、街を彷徨う女子高生、満たされぬ思いから窃盗を繰り返す女、この世のものとは思えない美女と遭遇した少年……、赤々とした炎のように何かに身を焦がし、切望する者たちの行く末ははたして。切ない余韻の残る連作短編集。
本に挟んであるレシートには、銀座教文館で2011年5月29日に買ったことになりますが、初めて読みました。多分、ウインズ銀座の帰り道で買ってそのままだったのでしょう。朱川湊人さんのホラーは、ホラーと言えどもどこか切なくて、悲しみ慈しみ救いのある作品が多いのですが、これは著者渾身のホラー作品ですね。
特に4作目「私はフランセス」は、背筋が凍るような展開で、始まりと終わりが「そう繋がるのか!」と思える秀作です。ホラーというよりかグロテスク感が満載といいましょうか、それを淡々と描いてるものですから吐き気さえ覚えました。昔読んだ「らせん」(鈴木光司著)の「貞子」以上の恐怖体験です。上の映画作品の怖さなんてものじゃありません。蒸し暑い夜に涼しくなりたい方には、オススメの一冊ですね。
★★★★☆

[新潟大賞典(G3)]
いやぁ、日本人MLBファンとしては、ロサンゼルス・ドジャースは勿論なのですが、シカゴ・ホワイトソックスの試合結果と村上宗隆選手の成績も気になりますよね。常勝軍団とは真逆のチームが、村上選手が入ったとたん地区シリーズで首位戦線を沸かせているなんて痛快じゃないですか。昨日は大谷翔平選手が好投して、防御率はメジャー1位の0.82です。机上の計算では大谷選手が完投すれば1点とれば同点、2点取れば勝てるという内容ですね。大好きなベッツ選手の復帰も頼もしいことこの上ないです。やはり、贔屓目に見なくたって、メジャーリーグの内野手で一番巧いのはムーキー・ベッツ選手でしょうから。
さて、新潟大賞典。東京・京都のメインがアレなので、このレースを選びます。
大本命は、翌日には府中ヴィクトリアマイルで大本命馬に乗るルメール騎手が、わざわざ新幹線で新潟まで駆けつけるドゥラドーレスかと思いきや、レースがレースなだけにオッズは割れてますね。現状、そこまで人気がないのなら主戦・横山典弘騎手が遠征する◎ヤマニンブークリエを狙ってみたいですね。新潟外回り二千を、どうして捌いてくるのかが焦点ではないでしょうか。強い4歳世代、セントライト記念では、皐月賞・有馬記念を制したミュージアムマイルと3/4馬身差です。その後は距離と海外遠征のせいでしょうか。直線勝負がミエミエのコースで、上り33秒台の脚はなくても高速の夏開催ではない春開催の平坦な新潟二千なら我慢が効くと踏みます。 相手は、58キロは貰い物のドゥラドーレス、左回りに距離適性でアンゴラブラック、この3走が見所十分なグランディア、
55キロは恵まれた感のある新潟好者ホールネスの叩き2走目、地味ながらなかなかの実績トーセンリョウ、出遅れは計算内で末脚比べで外を回せばバレエマスター、牝馬限定とはいえG2(阪神牝馬ステークス)勝ちのあるサフィラ、直線一気のシンハナーダまで、手広くいきたいですね。
