日曜競馬 回顧

競馬



[共同通信杯(G3)]


強力な逃げ・先行馬不在で、千米通過が61.6とソフトな馬場を考えても
スローペースでした。 有力馬の中でも折り合いを欠いている馬もいましたね。
当初は先行→粘り込みを想像していました◎ナカヤマナイトは以外にも
後方追走でインに拘って折り合いに専念。
まぁスタートで若干遅れ気味でしたので、これも柴田善臣騎手の瞬時の判断
だったのでしょう。


直線では前が詰まるところを、1頭分空いた隙を馬群を割っての末脚爆発。
上がりが33.8と、直線詰まりながらの末脚で着差以上の完勝ですね。
元々、上がり33.0(千八)の瞬発力を備えてましたが、ヒヤヒヤものの
直線でした。
スローペースを先行したディープサウンドとユニバーサルバンクを交わすまでは、
観ている方も全身に力が入りましたねぇ(苦笑)。
逃げ・先行・差し・追込みと、何でもござれの脚質は、クラシックでも
強力な武器になります。
時計は平凡でも、先行有利の競馬で後方から一気の瞬発力で馬群を割り勝った
ことは、今後の展望が広がり視界良好ですね。
これで通算(3・3・1・0)と、全て馬券に絡む抜群の安定感。
柴田善臣騎手も、久しぶりにクラシックで有力馬に騎乗することが出来れば
当方としても応援したいところです。
ただ、クラシックに臨むには、少しレース数が多いのは気になりますけどね。
恐らく次は弥生賞スプリングSを使って、皐月賞に進むのでしょう。
しかし、1番人気のダノンバラードはどうしたことでしょう。
見せ場も格好を付けることも全くなく9着と惨敗。 不可解な結果ですね。
確かにスローペースで直線外に出した馬は、それだけで用無しでしたが
それにしても負け過ぎですね。
レースレベルが、ラジオNIKKEI杯よりホープフルSの方が上だった
ようですね、今日時点の結果論ですが。
あと、3番人気と6番人気で馬連2090円は少し物足りないような・・・。





[京都記念(G2)]


強力な逃げ・先行馬不在でビッグウィークも控えたため、千米通過が61.8と
スローペースで上がり34.8の瞬発力勝負になりました。
トゥザグローリーは正に横綱相撲での完勝劇。
ペースを読んで、有馬記念が念頭にあったのでしょうか、3番手を折り合いつつ
絶好の手応えで進みました。
直線では外に出して、ヒルノダムールを並ぶ間もなく抜き去り、メイショウベルーガ
猛追も問題にせずに押し切りました。
リスボリ騎手も好判断だけではなく、馬を追う技術は大したものです。
この勝利で、トゥザグローリーは、今年の古馬中距離路線では陣営の思うままに出走
することが出来ます。 それに、まだまだ伸びしろがある4歳馬です。
今後が本当に楽しみになりました。 
2着のメイショウベルーガは、淀の外回りとの相性は抜群ですね。
3着のヒルノダムールは正攻法のケイバでしたが、負けて悔いなしですかね。
終始折り合いを欠いたダノンシャンティは、今後はマイル路線に専念すること
でしょう。 ただ、3歳春の時点でNHKマイルCを1.31.4のレコードで
制したダメージは、予想以上なのかもしれません。
この組合せで馬連1120円は、まぁ、こんなものでしょうかね。