日曜競馬 回顧

競馬


[スプリングステークス(G2)]


重く力の要る馬場にして、1000m通過が62.1。
馬場を考えても少し遅い流れでしたね。
各騎手は最後の直線に備えるべく、なるべく力を温存しておきたかった
のでしょう。 


先行馬3頭から離れた4番手を進むディープブリランテ
事実上のハナを切った形に、岩田騎手は折り合いに専念に努めます。
そのディープブリランテを外から目標にしたグランデッツァ
最後はディープブリランテで直線で抜けた時には、勝利を確信しましたが
その外からグランデッツァが最速の末脚を繰り出して、ディープブリランテ
力で捻じ伏せました。11/4差をつけての完勝でした。
ディープブリランテは、やはり折り合いが課題ですね。
グランデッツァは、札幌2歳S(優勝)→ラジオNIKKEI賞(3着)と、
王道を歩んできた成果が出たのでしょう。
桜花賞馬・マルセリーナの弟という、良血もあったのでしょう。
さぁ、今年のクラシックロードは難しくなりましたね。




[阪神大賞典(G2)]


何とも・・・。
同じ3000mである菊花賞を圧勝したオルフェーヴルですが、一体どうしたこと
でしょうか。 休み明けでの超スローペースに戸惑った様子でしたね。
1週目のホームストレッチでは、早くも2番手。2コーナーを過ぎたあたりから
ハナに立ってしまいました。折り合いを欠きまくりでしたね。
こんなオルフェーヴルは初めてですね。 元々、折り合いに問題があったのですが・・・。
3コーナーでは故障かと思いきやで、池添騎手がブレーキをかけ、大きく外に膨らみました。
池添騎手もこんなことはしたくなかったでしょうが、馬が騎手の意思を無視しては
とてもじゃありませんが、競馬にはなりません。危険です。
最後は最速の上がりで、ヤケ気味で追いましたが、2着が精一杯。
3コーナーでどこさも無い位置からの2着は、潜在能力の次元の違いを見せ付けましたが
折り合いに課題を残して負けて、得るものは何もない競馬でしたね。




[中山2R]


◎ロジダンスは3番人気ながらも、フェノーメノが勝った新馬戦で6着。
それ以来約4か月ぶりの競馬。 初ダートでもあります。
しかし、ゴールドアリュール産駒ロジダンスのダート適性と鞍上の剛腕に賭けました。
フェノーメノと0.5差ですので、力はあります。
スタートで出遅れて、1コーナーを離れた最後方で回った時には、流石に諦めました。
そりゃ諦めますよ、ブービーとは離れたドン尻なんですもん。
しかし、向こう正面から内田博幸騎手はマクリに出て、4コーナーでは3番手。
直線でハナに立つと、後続を退けての勝利。
向こう正面からマクリ切るのには驚きました。
内田博幸騎手は、この馬の力を把握して信じてたのでしょう。
ゴール後は信じられない気持でしたね。『ヘエー・・・。』
馬連 6−10 4850円 美味しい馬券でした。

[,w350]



[中山8R]


作家・浅田次郎氏がオーナーであるグレートマーシャルがクビ差で勝利。
骨折放牧で約6か月のレースであり、9番人気に甘んじましたが、
後方直線一気が決まりました。 これで2勝目。
浅田次郎氏もさぞ喜んだことでしょう。