中南海の憂鬱

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エジプトの勝利に中国人が歓喜 
「春よ、中国にも早く!」


ムバラク大統領が辞任したことで、18日間のエジプト反政府運動が幕を下ろし、民衆の力で独裁政権を崩壊
させた民主運動が勝利した。
その影響は早くも北アフリカのほかの国にも波及し、12日、アルジェリア、イエメンでも反政府デモが発生
したという。




 
一方、独裁体制や、腐敗と官民対立の社会状況がムバラク統治下のエジプトと最も近似する中国では、当局は
エジプト民衆運動の火が中国にも飛ぶ危険に警戒している様子を見せている。
中国国営報道機関は12日、エジプトの情勢を報道しているが、ムバラク氏の辞任や政権移行への要求にとどまり、
エジプト民衆の大規模抗議には触れていない。
ポータルサイトや地方メディアも新華社報道記事の転載一色で、エジプト関連記事のコメント欄を閉鎖しており、
エジプト情勢についてのネットユーザーの発言も禁じている。

 
「民主万歳!」−ネット閉鎖との戦いを続ける発言者
 

しかし、中国人ネットユーザーはあらゆる方法を駆使してエジプト民主運動の勝利にエールを送っている。
エジプト民衆の勝利に感激し、「人民万歳!民主万歳!」「2012年は世界の終わりではなく、独裁者の終わる日だ」
などの発言がネット上で飛び交っている。

 
掲示板発言が最も活発なことで人気を博しているポータルサイト・網易では、エジプトの関連記事の発言欄が閉鎖
されているが、12日午後からエジプト情勢の影響を受けて反政府デモが起きているアルジェリアの報道記事への
コメント欄は一時的に開放された。
ネットユーザーらがこの短い開放時間を利用して、エジプト民主運動についての感激と民主への期待を熱く語っている。

 
午後3時ごろに開放されたアルジェリア情勢に関する報道記事への発言欄は、夕方には閉鎖されたが、閉鎖される前に
残された184個の発言記録から見ると、9割以上の発言はエジプト民衆にエールを送っている。次はその一部の翻訳。

 
―民主万歳。早くこっちに広がって来てね(上海市

 
―2012前、世界人民、覚醒(山東省)

 
―ドミノが来た(上海市

 
―いつこのコメント欄が閉鎖されるのか見ているよ(浙江省

 
―いいモデルを見せてくれてありがとう(深セン市)

 
―この世界がやっと救われるのだ(上海市

 
―民主の潮流は止められない。エジプト軍人の正義に脱帽!彼らは独裁者の手伝いをしていなかった。
 さすが人民の軍隊だ!Tunis、エジプト人民、我々を連れて前進、前進(貴州省

 
―反独裁の民主の風、遠くのアラビアから速やかに世界に吹き尽くすように(湖北省

 
―コメント欄が閉鎖される前に、私も一言残そう:民主万歳!民主万歳!!万々歳!!!独裁、地獄に
 行けー!!!(湖北省

 
―今年、造反は流行?(河南省

 
―すごい、またも一つの国が。。。小さな火花は本当に広野を焼き尽くすことができるんだ!(江蘇省

 
―すべての権利を人民に戻せー(四川省

 
―民心の向かうところであり、大勢の赴くところであろう(北京市

 
―2012は人類が終わる日ではなく、人民に背く者の終わる日(湖北省

 
―沈黙の中で爆発か、死んでいくか―魯迅上海市

 
―このごろは、タクシーに乗ってドライバーと話したら、現実に対する不満ばかり。。。
 民衆の本音を信じる。。。みなも分かるよね(河南省

 
―Woo!2012が来たぞ―。皆さん、がんばろう!(浙江省

 
―偉大なるチュニジア、エジプトの人民、万歳!(上海市

 
―感激!アラビアの空は晴れた空(広東省

 
―さっき聞いたニュース:網易は発言欄を閉鎖してないんだって!
 本当の話を言う勇気のある網易を永遠に支持!(遼寧省

13日朝、網易の最新のアルジェリア情勢の報道記事に対し、ネットユーザーの発言と当局のネット閉鎖の
戦いがまた繰り返されている。

 
ミイラは兵馬俑を蘇らせるのか
 

一方、国内の発言は禁止されているため、ネット閉鎖を突破して海外中国語メディアのサイトに発言を投稿する
中国人ネットユーザーもいる。
BBC中国語サイトの発言欄で、「エジプトの独裁者も舞台から降りたから、中国人の私たちは傍観するわけには
いかない」「エジプトのインフレは中国と比べたら大分よいほうだわ。ムバラクの奥さんや息子も中国高官の家族
よりずっと清潔だ。ムバラクさん、中国にいらして総理になってください」など、中国共産党政権の腐敗を皮肉る
発言も見受けられる。

 
CTスキャンと称する中国人ネットユーザーがBBCの中国語サイトで、「エジプトのミイラは、中国の兵馬俑を蘇らせる
ことができるのか。中国大陸の民衆はどんな啓発を受けたのか。北京中南海のチンピラたちはきっと寝食ともに不安
でたまらないだろう」と書き込みを残している。

 
貴州省山西省の人権活動家・陳西さんと勝g太清さんは、エジプト民衆の勝利は中国民衆に独裁者と抗争する勇気を
与えていると見ている。「80年代の東ヨーロッパの変革や、今日の北アフリカの民主革命、いずれも人民の利益を
無視する独裁政権への反動。これからの中国でも同じ変革が起きるだろう。中国人民が共産党政権を見捨てる日は
近づいていると思う」

 
北京市で人権活動に従事している民間団体「陽光公益」の創始者・劉安軍さんは大紀元記者の取材に、エジプトの事件は
すでに多くの中国人に反省をもたらしていると話した。
「エジプトさえもこのよう(独裁崩壊)になったら、中国はどうすればいい?中国ではいつ民主が実現できるのか?
どんな方式で?民主運動活動家やら、民主意識を持つ党内の高層幹部やら、みなエジプト情勢について話が盛り
上がっている。
一部は、エジプト人民と同じく街頭に出て理性的な抗争を取るべきだと考えているが、一部は、エジプトの軍隊は
独立しており、中国とは本質的に異なっていると考えている」と劉さんは言う。
エジプト民衆の勝利に励まされているが、中国共産党政権は世界でもっとも残酷で、詐欺性がもっとも高い独裁者
であるため、このような独裁者に対してどんな行動を取るべきなのか、劉さんは憂慮している。

 
いずれにしても、民衆の力によってわずか18日間で暴虐の独裁政権が崩壊した今回のエジプト革命から、中国の民衆が
「不可能なことはない」という啓発を受けているのは間違いないだろう。


→ http://www.epochtimes.jp/jp/2011/02/html/d44117.html


中南海を怒らせるとどうなるかは、天安門事件で証明されてますね。
自らの権力・権益を守るためには、人民など屠殺されるのがオチです。
時の権力者が刃向かう庶民を痛めつけるなど、シナ4000年の歴史では
当たり前のことなんですね。
天安門事件では、人民に同情した趙紫陽首相や胡耀邦総書記などが
時の最高権力者であるトウ小平氏により失脚させられて、哀れな隠居生活を
強いられました。
中南海の権力者達も、刃向かう民衆に対して同情を示すフリはしても
決して手綱を緩めることはありません。 それこそ自爆ものですからね。
シナ13億人を治めるには、確かに綺麗ごとでは済まない面は否定出来ませんけどね。
ただでさえ自分勝手な国民性が、好き勝手に活動したなら、収拾がつかなくなって
しまうことでしょう。