帝国陸軍が自己組織保存の法則で自らと大日本帝国を滅ぼしたように
銀行の自己保存本能が日本の製造産業を滅ぼそうとしています。
昭和バブルで三和銀行が結局粉飾決算が表沙汰になりそうになり、
東京三菱に吸収されました。その発覚まで10年以上かかりました。
BIS規制で自己資本充実を錦の御旗に大騒ぎをして、大田区の多くの優秀な技術を
持った中小企業に公的資金を借りさせそれを有無をいわせず回収し倒産させ、
そして自己資本充実決算書作りゲームに敗れて自ら消えていきました。
富士銀行赤坂支店では支店課長が女子行員のすべきコンピューター端末まで操作し
巨額の不正融資を行い歴史的損害を富士銀行に与えました。
この二つの銀行の行動とコシトラストの不正融資との関係を論ずれば、
銀行の実務を考えれば富士銀行赤坂支店の事件の反省からそういう実務上の厳格性が
つよく守られている昨今、三井住友の一支店の行員と恵比寿の一不動産屋が
こういう融資金を引き出せるはずなくそして、銀行の大合併に伴い多くの不良債権が
飛ばされてその後始末に新興上場企業を利用して大衆の金を収奪し、
不動産会社の倒産合併を繰り返しているだけではないのでしょうか。
中小企業のための国民金融公庫を
そして都市銀行の中小企業向け融資を
ヤクザの資金源に変えてしまったのは
銀行の姿勢ではないのでしょうか。
経団連の会長の会社が工場を造るのは結構ですが巨額の裏金作りが行われ
会長のポン友の斡旋屋が大阪のB勘定屋を使ってみたり、いったい何のために
経営しているのか誰のために経営しているのか
明らかにしてもらいたいものです。
日本経団連を世界経団連にする気でしょうか。
時価会計だと騒ぎ立てたアメリカがサブプライムで行き詰まると時価会計に
見直しを言い始めました。
日本の銀行救済を非難したアメリカがAIGに投じた金は私の電卓では表示不能な
金額でそれでもまだ足りないと騒いでいます。
高度な金融工学は解が出なくてこれからどうなるか誰にもわからない状況です。
30万の北の島国が金融屋に変身して丸裸になりました。
寒いでしょうね。
コシトラストの捜査なんてヤクザがらみ捕まえて
あとは金融庁がどういう視点で銀行の融資実態を解明できるかです。
三井住友の派閥争いが背景ではないのかとか、本部の審査と交友関係に
問題ないのかとか。
理屈は後から列車でやってくるのですが、その前に
おかしな国やふざけた国の請求書には支払えない
といってください、銀行さんと日本政府さん。
創意工夫で産業立国、仕事がある幸せな国を目指しましょう。
銀行だけが残ってほかがつぶれれば銀行も潰れます。
自己保存本能だけの銀行には早く市場から退場してもらいましょう。
AIGを見よ、シティーバンクを見よ。
人の振り見て我が振り直そう。
→ http://www.shihoujournal.co.jp/plaza/090325_1.html
司法ジャーナル