元ポーランド大統領ワレサ氏のノーベル平和賞受賞25周年
記念式に参加したサルコジ仏大統領は12月6日、
ポーランド・グダニスクでダライ・ラマ14世と会談した。
中国当局は少し前に、サルコジ大統領に対して、ポーランドでダライ・ラマと面会した場合に、
深刻な結果を招くことになると警告した。
これに対して、サルコジ大統領は仏中両国の良好な関係を維持するには、
両国が共に努力すべきだと示した。
BBCによると、サルコジ大統領はダライ・ラマと会談する直前、「中国は冷静に対処すべきだ」とし、
「世界はより開放されていて、国際秩序管理に関与し守ることのできる中国が必要だ」と強調した。
さらに、中国には力が強く、中国企業に仕事を与えられる欧州が必要だとも示した。
ダライ・ラマとの会談、躊躇なし
欧州連合(EU)議長国を務めるサルコジ大統領は、EU歴史上初めてダライ・ラマと会談を行なった議長である。
サルコジ大統領は、ダライ・ラマとの会談決定について躊躇したことはなかったとし、この話題について、
2008年中にはダライ・ラマと会談することを言い続けてきたと示した。
これに対して、中国当局は1カ月前からサルコジ大統領に対して警告を出した上、中欧首脳会談を延期した。
中国側関係者は、フランスが「独断専行」すれば、中国当局が経済手段で報復する可能性があると暗示した。
また、中国メディアによると、中国人ネット利用者らがフランス製品をボイコットするとの書き込みで
警告を発したという。
欧州各国支持
一方、中国メディアと正反対に欧州各国メディアはサルコジ大統領の立場を支持した。
欧州各国の民間では中国共産党(中共)の専制統治に対して普遍的に反感を持っていることと、
欧州各国労働階級も中国の安価な製品を大量に欧州に流入したことに不満を持っているからだ。
サルコジ大統領とダライ・ラマの会談する会場の外に、大勢ポーランド民衆が歓迎に集まった。
一部の欧州議会議員も中共がフランスに対して制裁を行なった場合に、欧州も中国の輸出製品に対して
同様な措置を取ると明らかにした。
今回は、ワレサ元ポーランド大統領を含むポーランド政府要人もダライ・ラマ14世と会談した。
→ http://jp.epochtimes.com/jp/2008/12/html/d34820.html
【参考】併せて一読
『中国経済とどめの一撃 12月8日(月)』
「中韓を知りすぎた男」様
→ http://kkmyo.blog70.fc2.com/blog-entry-395.html