未来の競馬税制を考える会(MKK)
また一歩、進展があったようです!
[菊花賞(G1)]
先週の秋華賞で1番人気が負けて、平地G1競争1番人気が15連敗と記録を伸ばし
続けています。さて、菊花賞は?
今年の菊花賞、65年ぶりに皐月賞・日本ダービーの1・2着馬が出ない事態になり
ました。まぁ、凱旋門賞に行ったり、距離適性というか、より種牡馬の価値を上げよ
うと、来週の天皇賞(秋)に向かう有力な3歳勢がいますからね。
しかし、来週の天皇賞(秋)は、凄いメンバーになりますよ。
菊花賞が2000年から天皇賞(秋)と交代して10月施行になり、同時に菊花賞TR
の京都新聞杯が5月に移りました。
直前の西のトライアルが「神戸新聞杯」だけになって過去22回。神戸新聞杯の
出走馬が16勝もしています。東の「セントライト記念」は3勝に過ぎません。
また、ステイヤー減少の時代の流れも影響し、春のクラシック出走馬「11勝」に
対し、春の二冠とは無縁の上がり馬も互角の「11勝」。菊花賞の流れは大きく変化
してきた。
10月に移った菊花賞での勝ち馬16頭を送る神戸新聞杯と、菊花賞の結びつきは強力。
因みに神戸新聞杯1着馬は、菊花賞では(6−2−2−5)複勝率67%にのぼります。
今年、その神戸新聞杯をブッチ切りで快勝したのが、ジャスティンパレス。余裕の
着差31/2 差です。
今年はセントライト記念組のガイアフォースにアスクビクターモアに人気が集まって
いるようですが、どうでしょう。
枠順は17番枠ですが、阪神3000m は内回り3コーナーまで、ある程度距離があるので
前走のようにある程度の位置を取りに行くことも可能でしょう。
3000m? 兄のアイアンバローズはステイヤーズステークス・阪神大賞典2着の
ステイヤーですね。ジャスティンパレスは、菊花賞のみならず来年の天皇賞(春)まで
視野に入れているのかもしれません。
相手には、古馬2勝クラスの中距離戦を快勝して菊花賞を制したデルタブルースに
スリーロールスのような前例踏襲で、阿賀野川特別を快勝したセレシオン、半姉が
オークス馬ユーバーレーベンのマイネルトオルファンですね。内回りで前々で粘れる
フェーングロッテン、緑帽子の2頭、プラダリア、人気でもガイアフォースにアスク
ビクターモアと人気馬と人気薄を取り混ぜながら、馬券は攻めてみたいですね。
[富士ステークス(G2)]
富士ステークス、昔はG3レースでしたが、メンバーの質の向上と
マイルチャンピオンシップへの前哨戦の意味合いが強くなりG2に
昇格。今年も楽しみなメンバーが集いましたね。
本命はやはり◎セリフォスですね。1番人気でしょうけど。
何たって近年は3歳馬、4歳馬が強いですからね、特に3歳馬です。
NHKマイルカップでは惜しくも4着とダノンスコーピオンの後塵を
拝しましたが、続く安田記念では上り32.8の末脚で3/4馬身差の4着と、
健闘しましたね。ただ、前走のような位置取りでは、今の府中の馬場は
届かない可能性が出てきます。
2番手はダノンスコーピオン。56キロは全く問題ないでしょう。
3番手はソウルラッシュ。下手な浜中を降ろして若き名手・松山弘平へ
手綱を渡したのは好印象。まともなら、この3頭じゃないかな。
ただそんな堅い馬券は買いたくないので、穴馬を探しましょう。
重賞でどうかと思う反面、マイル戦(4333)東京(3421)と
府中のマイル戦は堅実に走るアオイクレアトール。
8連敗中で馬券圏内からも外れているも、NHKマイルカップの覇者である
ラウダシオン。底力は侮れません。
展開が向けば、左回り(3410)のノルカソルカ。
そして、まだまだ捨て切れないダイワキャグニー。
[オータムリーフステークス(OP)]
賞金別定だけあって、収得賞金1600万円超馬は、超過額600万円につき1キロ増。
別定のオープン特別というよりもハンデ戦の様相ですね。
ケイアイドリーの獲得賞金が 3600万しかないのに、酷量59キロとは…。
本命は自分の形を持っている馬は強いと、◎シゲルタイタンの逃げ粘りに賭けます。
ダート千四なのでそう遅くはならないけど、シゲルタイタンの逃げを叩くような馬は
見当たりませんね。
阪神好者のイモータルスモーク、シゲルホサヤク、オーヴァーネクサス、ボンディマンシュ。
定量戦なら間違いなく本命のケイアイドリー、逆転あるならやはりこの馬かな。
[秋華賞(G1)]
まぁ、常識的に考えればスターズオンアースで堅いかなと、正直思いますね。
2週続けて調教に跨ったクリストフ・ルメール騎手も「勝てます!」と宣言。
しかし、陣営としてはオークスからの直行ではなく、どこかで一度使いたかった
のも、これまた事実。軽度の剥離骨折で休養をせざるを得ませんでしたので
そのヘンがどう出るかでしょう。この馬は新馬戦を勝っていませんし、初めての
5か月に及ぶ休養明け。調教を見る限りそんな不安も払拭されますが、これだけは
やってみないことに。ただし、能力はメンバー随一である認識は変わりません。
ここ4年はオークス直行組が勝っていますが、その4頭は初めから直行を決めていた
馬たちですね。
昨年の秋華賞。古馬の一戦級と対峙して札幌記念を快勝したソダシが、同じ小回り
二千のコースで同世代の牝馬限定戦に惨敗するなど、誰が考えたでしょうか。
何があるのかが分からないのが競馬だと、痛感したものですよね。
今日だって、誰がオープン緒戦の相手に女王ソダシが負けると思ったでしょうか。
名手川田騎手が、桜花賞を勝たしたスターズオンアースではなく、アートハウスに
拘ったのかは疑問。同厩舎・同騎手で母馬パールコードで秋華賞を勝たせてあげら
れなかったから、その娘で何とか一冠をというのが巷に噂されている実情。
義理よりも人情を選んだ騎手という勝負師、だけでは本命には出来ません。
阪神芝内回り二千で、ブッチ切りの成績を収めているのが川田騎手です。
いつだったか、テレビで福永騎手と川田騎手が出演した際に、先輩の福永騎手の口から
「阪神二千なら将雅が一番上手い!」と言わしめたほどです。
「馬で選べなきゃ、人で選べ」これまた競馬の金言に一つですね。
相手は、というか青帽子・黄帽子の4頭ボックスで当たるような気がしますが
それでは面白くないですよねぇ。その4頭以外では・・・。
紫苑ステークス組のライラック、サウンドビバーチェ
ローズステークス組のエグランタイン
オークス出走組からは、ここまで人気が下がればウォーターナビベラに伏兵である
プレサージュリフトあたりでしょうか。
昔は、「アイルランドトロフィー」というレース名は、独立したオープン特別
府中芝千六レースだったんですね。何でそんな話を持ち出すかというと、この
アイルランドトロフィーを勝ったトロットサンダー(〇地)が、次のマイル
チャンピオンシップを勝ったんですよ。確か単勝4番人気くらいだったかな。
そして2着が超人気薄のメイショウテゾロ。当時は3連系馬券はありませんでした
ので馬連で10万円を超す配当でした。びっくり仰天のレース結果でした。
何故、仰天したかというと、マイルチャンピオンシップはそれまで堅いG1レース
の代名詞のように、人気上位馬の決着に終始していたんですね。
今なら3連系馬券で6桁配当なぞ珍しくもありませんんが、当時は馬連の時代
でしたからね。
で、その時のマイルチャンピオンシップですが、勝ったトロットサンダーは
マイル戦4勝無敗で臨み、メイショウテゾロは出走馬中唯一のマイル重賞の覇者
だったんですね。終わってみれば、あぁ…、って感じでしたね。
まともならば、ソダシで鉄板でしょう。牝馬限定芝千六~千八は6戦6勝です。
勿論、次の大目標としてマイルチャンピオンシップが控えてますが、八分のデキ
でもこのメンバーが相手なら確勝級でしょう。
本命がガチガチなら、相手には有力馬がソダシを負かしに行って潰れて、気楽に
乗っていた人気薄を手当てしたいところですね。
近年、当レースと縁があるクイーンステークス組から、ローザノワール、ラブズ
オンリーユーの全妹ラブユーライヴ、サトノセシル、そして決して着順ほど負けては
いない府中千六が花舞台ゴルトベルク。京成杯AH組のクリノプレミアム、前走で
叩き出した千八 1:45.0 は、例え時計の出る芝にしても、メンバー中最速の
クールキャットの末脚。アカイイトは、ここは単なる叩き台と見るのが妥当か。
[京都大賞典(G2)]
今日の毎日王冠の少数精鋭のメンバーとは対照的なメンバー構成ですね。
重賞戦線で堅実ではあれど、勝ち身に遅いボッケリーニが1番人気になる様相。
因みにボッケリーニには、G1レースの出走はありません。
まぁ、オープンに上がって(2513)と複勝率73%は魅力的でしょう。
ただ、それ以上に魅力的な馬がいます。◎マイネルファンロンですね。
昨年の新潟記念を勝っているステークスウイナーでもあります。
今年のAJCCを低評価を嘲笑うが如く快走2着、そして何よりも宝塚記念を
見どころ十分な5着、2:10.6。タイトルホルダーとは0.9秒差です。
今年一番の底力・スタミナ・スピードを問われたG1レースで、掲示板確保は立派。
Mデムーロ騎手との相性もいいでしょう。
相手にはボッケリーニ、あとは・・・、難解ですねぇ。
何でもアリのメンバーですからね。
アリストテレス、右回りこそのヒンドゥタイムズ、阪神と相性のいいレッドガラン、
距離適性でアイアンバローズ、鉄砲名人ディアステマ、松山の腕でヴェラアズール、
マラソンランナーでも二千四百は守備範囲のディバインフォース。
[毎日王冠(G2)]
サウジアラビアロイヤルカップでの大逃げは、全くの想定外も外でしたね。
グラニット(嶋田騎手)は、開幕週の絶好の馬場を味方にして大逃げ。
このまま勝ってしまうのかと思いきや、ドルチェモアに差されてしまい2着。
千米通過が57.8-35.6 1:33.4 で決着。
何が言いたいのかというと、毎日王冠でのレッドベルオーブですね。小倉日経オープンを
大逃げをして、3馬身差の快勝劇。藤原英昭調教師は、事前に念入りに騎手ともども作戦
を立てて、その通りの騎乗を騎手に求めるタイプです。前走の大逃げは決して藤原厩舎からの
指示とは思えないのですが、今日のサウジアラビアロイヤルカップのグラニットの大逃げを見て、
考えが戦法が変わったかもしれませんね。実際、それくらいの思い切った戦法をとらないと
相手は前走とは比較にならない強豪ですので、それも一考の余地がありますね。
さて、毎日王冠。以前は、天皇賞(秋)への最重要ステップレースで、故にスーパーG2
なのですが、もうそれもどうかしてますね。有力馬の多くは春から天皇賞(春)に直行する
組も多いことでしょう。シャフリヤール、ジオグリフにイクイノックス、ジャックドールに
パンサラッサらの有力馬ですね。
今年は4頭のG1馬が出走していますが、サリオス、レイパパレ、ダノンザキッドは現在
7連敗中、ポタジェは大阪杯を制するも宝塚記念では12馬身差の負けですね。
下剋上、下から上がってきた馬も、チャンスはあるのかもしれません。
しかし本命は2年前の毎日王冠を勝って以来、勝利のないサリオス。
この堀宣行厩舎は一戦必勝を志す厩舎です。サリオスも間隔を開けて丁寧に使っています。
調教の動きも抜群で、次の天皇賞ではなく、この毎日王冠を取りに出走させています。
要は走らせる方の厩舎のヤル気を買いたいですね。
レイパパレ、ポタジェ、ダノンザキッドにノースブリッジ、ジャスティンカフェ、
最後に大逃げが予想される(というか希望)レッドベルオーブ。
藤原英昭厩舎のディープインパクト産駒だけに、大逃げの指示はあるのかなぁ。
[サウジアラビアロイヤルカップ(G3)]
秋雨前線に祟られたこの数日。明日は雨は止むも、道悪は避けられないか。
東京は雨 芝:重 ダート:不良
まーあれです。どんだけの厩舎と馬がこの東京開催を待っていたのでしょう。
新馬戦は2レースとも多頭数。ダービーのために東京の芝コースを経験させ
ようということでしょう。
ダービーが終わった翌週から始まる新馬戦。この東京新馬戦で勝って、夏を越し
秋に2歳重賞へ向かうというのが、最近のエリートコースでしょう。
一番のいい例は、グランアレグリアでしたね。
さて、サウジアラビアRC。良馬場なら間違いなくノッキングポイントですね。
ルメール騎手曰く「競馬を教えた」で、あの快勝は血統馬らしき所業。
特に母系は社台系が育んできた血統だけに、サンデーレーシング・ノーザンファーム
とも力が入るでしょう。
が、明日は稍重くらいまで回復するも、時計は要する決着になりそうですね。
ドルチェモアが逃げるのでしょうか。逃げるとしても離して逃げるほどではない
でしょう。1分35~36秒台の決着なら、ほとんどの馬にチャンスがあるかも
しれません。その中で、同じ6月東京新馬を勝った◎マイネルケレリウスを取り上げます。
ノッキングポイントとは違い、フルゲート16頭立てを中団で我慢させて、直線で
馬群を割って差し切る内容は秀逸。馬格こそありませんが、それを補う勝負根性は
ありますね。ルーラーシップ産駒は、菊花賞でのキセキほどではないにしろ、
馬場は選ばない傾向にあります。この馬を本命に推します。
相手は勿論、ノッキングポイント。ドルチェモア、シルヴァーデューク、フロムナウオン。
これらが相手なら、ミシェラドラータ、レッドソリッドの食い込む余地も一考。
[大阪スポーツ杯(OP)]
阪神は曇 芝:重 ダート:不良
このレースの登録馬は50頭くらいいたんじゃなかったっけか。
狭い門を潜り抜けただけでもラッキーでしょう。
ダートは今現在は不良で、明日回復しても重まででしょう。
故に先行馬有利と見ます。
本命は、3歳のクロジシジョー。阪神コースと相性が良く、ダート千二(3210)
と馬券圏内を外していません。54キロも有利に働くでしょう。
何たって地元・船橋競馬の英雄フリオーソ(父ブライアンズタイム 母父 Mr.prospector)の産駒
です。応援する方にも力が入ります。中央のダート界を席巻する1頭になって欲しいもの。
ただ、フルゲートの2番枠だけに、左隣にはそう早い馬はいませんが、被されて
インに閉じ込められるのを嫌い、恐らく先行勢に加わるんじゃないかな。その脚もあります。
相手には、江田照男騎手がこの馬のために遠征するボイラーハウス、58キロでも
デュアリスト、鉄砲と阪神ダートの名人ジェネティクス、東京盃を快勝して乗れてる川田騎手
鞍上のレシプロケイト。
穴っぽいところでは、ウルトラマリンって人気じゃん。逃げるボンボンショコラの粘り腰、
叩き2戦目で覚醒するか1分9秒台でもOKのデンコウリジエール。
[スプリンターズステークス(G1 )]
暦も10月に入り、これから秋が深まっていく季節ですね。
競馬も来週からの東京・阪神開催で、サウジアラビアロイヤルカップで2歳の
クラシックに向けた重賞レースが始まり、毎日王冠・京都大賞典で古馬の秋G1
戦線の火ぶたが切って落とされますね。
ところで、G1レースから暫く遠ざかっていましたが、忘れてならないのは
平地G1で1番人気馬が、12連敗中を継続しているということ。
メイケイエールやナムラクレアがそのジンクスを破ってくれるのか、はたまた
ジンクスは続くのでしょうか。
今日の中山芝コースを見る限り、やはり直線はインが伸びて外は苦戦する傾向
にありますね。秋風ステークスもそうでした。フルゲート16頭のG1戦で
短い直線で馬郡が密集すると思われるインを突くのは勇気がいりますが、しかし
外は伸びません。騎手のコース取りに注目ですね。
この夏は、特に短距離戦については、レコード勝ち・高速決着が多かったような
印象です。
今日の勝浦特別(2勝クラス)の勝ち時計は、1.07.7(33.4-34.3)。
スプリンターズステークスの勝ち時計は、間違いなく1分6秒台中ごろを想定
します。絶好の馬場です、レコード決着でしょう。
勝ち時計を1分6秒台に据えてみると、この時計に対応出来る馬は限られます。
例えば、トゥラヴェスーラ、芝千二を16回走って、持ち時計は1:07.7。
こういう馬たちは苦戦必至と見ます。
テイエムスパーダ、ファストフォース、タイセイビジョン、ヴェントヴォーチェに
メイケイエールが挙げられますね。
ナムラクレアはまだ4回しか経験していません、6秒台での走破も可能でしょう。
穴を探すには、やはり時計を持っている馬。メイショウミモザ、ナランフレグに
ラヴィングアンサーでしょうか。ただナランフレグは叩き良化型、ラヴィングアンサーは
直線では外を回さざるを得ないでしょう、この2頭は少し割引。
このメンバーは、いつどこかの前哨戦で当たっています。この夏からのスプリント
重賞で一番凄かったと感じたのは、セントウルSでのメイケイエール。
前進気勢が強すぎて、折り合いに苦労するお転婆娘が、華麗なる変身を遂げて、立派な
レディになったレースでしたね。ハイペースだけあって助けられた面はあったにせよ、
驚くほどの横綱相撲といっても過言ではない競馬。
相手は、上記持ち時計上位馬。秋風Sのリトルクイバーのように内がスルスル抜ける
ようなら、内枠に入ったメイショウミモザ。
シュネルマイスターは、スプリンターズステークスか毎日王冠を叩き台にして、
マイルチャンピオンシップが本番の馬。千二どころか千四すら経験がありません。
恐らくテンの3Fはテイエムスパーダが32秒台で行くでしょう。これまで経験した
時計よりも3秒も違う流れ。素質と才能は認めますが、恐らくスプリントG1の流れ
にはついていけないでしょう。仮にテンを35.0で付いて行っても、上がりは31秒台
が要求されてしまいます。陣営の頭の中には、グランアレグリアの雄姿があるのでしょうが
両馬は比較しようにも出来ないほど、持てる能力が違いすぎますよね。