日曜競馬 展望

競馬

[スプリンターズステークス(G1 )]



暦も10月に入り、これから秋が深まっていく季節ですね。
競馬も来週からの東京・阪神開催で、サウジアラビアロイヤルカップで2歳の
クラシックに向けた重賞レースが始まり、毎日王冠京都大賞典古馬の秋G1
戦線の火ぶたが切って落とされますね。


ところで、G1レースから暫く遠ざかっていましたが、忘れてならないのは
平地G1で1番人気馬が、12連敗中を継続しているということ。
メイケイエールやナムラクレアがそのジンクスを破ってくれるのか、はたまた
ジンクスは続くのでしょうか。


今日の中山芝コースを見る限り、やはり直線はインが伸びて外は苦戦する傾向
にありますね。秋風ステークスもそうでした。フルゲート16頭のG1戦で
短い直線で馬郡が密集すると思われるインを突くのは勇気がいりますが、しかし
外は伸びません。騎手のコース取りに注目ですね。


この夏は、特に短距離戦については、レコード勝ち・高速決着が多かったような
印象です。
今日の勝浦特別(2勝クラス)の勝ち時計は、1.07.7(33.4-34.3)。
スプリンターズステークスの勝ち時計は、間違いなく1分6秒台中ごろを想定
します。絶好の馬場です、レコード決着でしょう。


勝ち時計を1分6秒台に据えてみると、この時計に対応出来る馬は限られます。
例えば、トゥラヴェスーラ、芝千二を16回走って、持ち時計は1:07.7。
こういう馬たちは苦戦必至と見ます。
テイエムスパーダ、ファストフォース、タイセイビジョン、ヴェントヴォーチェに
メイケイエールが挙げられますね。
ナムラクレアはまだ4回しか経験していません、6秒台での走破も可能でしょう。
穴を探すには、やはり時計を持っている馬。メイショウミモザ、ナランフレグに
ラヴィングアンサーでしょうか。ただナランフレグは叩き良化型、ラヴィングアンサーは
直線では外を回さざるを得ないでしょう、この2頭は少し割引。


このメンバーは、いつどこかの前哨戦で当たっています。この夏からのスプリント
重賞で一番凄かったと感じたのは、セントウルSでのメイケイエール。
前進気勢が強すぎて、折り合いに苦労するお転婆娘が、華麗なる変身を遂げて、立派な
レディになったレースでしたね。ハイペースだけあって助けられた面はあったにせよ、
驚くほどの横綱相撲といっても過言ではない競馬。
相手は、上記持ち時計上位馬。秋風Sのリトルクイバーのように内がスルスル抜ける
ようなら、内枠に入ったメイショウミモザ
シュネルマイスターは、スプリンターズステークス毎日王冠を叩き台にして、
マイルチャンピオンシップが本番の馬。千二どころか千四すら経験がありません。
恐らくテンの3Fはテイエムスパーダが32秒台で行くでしょう。これまで経験した
時計よりも3秒も違う流れ。素質と才能は認めますが、恐らくスプリントG1の流れ
にはついていけないでしょう。仮にテンを35.0で付いて行っても、上がりは31秒台
が要求されてしまいます。陣営の頭の中には、グランアレグリアの雄姿があるのでしょうが
両馬は比較しようにも出来ないほど、持てる能力が違いすぎますよね。